ロストテクノロジー、その名は「HTMLタグ」
ブログなんかの既製のサービスでホームページを作る方法が主流になった今、HTMLのタグをわざわざ自分で書いてホームページなんて作る人はほとんどいないんじゃないかと思いますが。
そういう人にはちんぷんかんぷんなお話しでございます。
昔はホームページを作ろうと思ったら自分でHTMLのタグを書くか、ホームページ作成ソフトを使うしかなかったのですね。
あと、人に作ってもらうとか。
(そういえば昔、ホームページ作成ソフトの書き出すHTMLタグがどれくらい軽くて無駄が無くて美麗かが、ソフトの評価になってましたよね。)
んで、HTMLタグの中にフレームタグというのがあります。
フレームタグってのは画面をこんな感じに分割し、それぞれ別の内容を表示するというタグ。
- 分割の例 (TAG index ホームページ作成情報)
http://www.tagindex.com/html_tag/frame/frame_examples.html
このフレームタグを使い、その中に別のホームページへ飛ぶリンクを作る場合、飛ぶ先のページを別ウィンドウで開くことをHTMLタグで指示してやらないと、飛ぶ先のページがフレーム内に「入れ子」で表示されてしまいます。
どういうことかというと、Aさんのフレームタグの中でBさんのホームページへのリンクを指定した場合、別ウィンドウで開くことを指示しないとAさんのホームページの中にBさんのホームページが表示されてしまうという奇妙な状態になります。
それについての解説はこちら。
- フレーム2題 (電脳レストハウス「梅ちゃん堂」ホームページ)
http://cgi.office.interq.or.jp/engineer/umechan/tips/41.htm
フレームの中に他のホームページを表示させてしまうというのは御法度というかタブーというか、大きな問題があるのでフレームタグを使うときは慎重に使わないといけないのです。
と言っても今どき自分でHTMLタグを書いて、わざわざ難解なフレーム表示のページを作る人もいないので、今やほとんど見られる現象じゃないんですけどね。
で、色々と調べ物をしてるとき、あるページがこの「他のページを自分のホームページに表示しちゃう、フレームの入れ子状態」になってるのを見まして。
なんか懐かしいなぁ〜、と。
というか、このページ、官庁関係なのに入れ子状態でいいんだろうかなぁ〜? と。
HTMLタグを書くという文化が廃れた今、こういう御法度というかタブーを堂々と表示してるホームページに郷愁を感じたのでございます。