なぜマスコミは新聞奨学生制度を伝えないの?

今日はこの話題かなぁ。
・学生時代の「奨学金」を返済できずに自己破産(朝日新聞デジタル&M)
http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2016021691691.html
・やがて悲しき高学歴 返済でワーキングプア地獄(毎日新聞)
http://mainichi.jp/sunday/articles/20160208/org/00m/040/007000d


大学進学するために奨学金を借りたらそれが重しになって社会人生活が苦しくて苦しくてつらくなるという記事なんですが、自分はこの手の記事を見るたびに思うのです。
なぜ新聞奨学生制度を利用しなかったの?と。
そしてこういう記事を載せる新聞に対して思うのですよ。
なぜ新聞奨学生制度を紹介しないの?と。


過去にこの日記で新聞奨学生制度を散々批判してますが、卒業までに大学の学費を払い切り、ちゃんと卒業して就職してる人間をたくさん輩出してる制度なのは間違いないんですね。
(問題がある制度なのは間違いないですが、自分のように卒業まで完走する人間もたくさんいます)
なぜ新聞社はこの奨学制度を取り上げ、社会人になってから奨学金の返済に苦しむ若者を減らそうとしないのか?
それとも新聞社がこの制度を紹介出来ないほど何か後ろめたい制度なのでしょうか? 制度が何か破たんしてるんでしょうか?


新聞奨学生制度は大学で勉強をしたいという人にはとても向いてる奨学制度です。
遊んでる暇はまったくないですから。
朝刊配ったら大学行って、大学から帰ってきたら夕刊配って、チラシ丁合して、集金契約してる人は集金に行って、インセンティブ契約してる人は勧誘やポスティングに行って。
通いの時間がもったいないから販売所の近くに住まわせられて。
とてもとても遊んでる暇はありません。


ですが、これだけは言えます。
新聞奨学生制度を利用して完走すれば大学卒業までに学費は完済できます。
では、なぜその制度を利用しなかったの? と。
新聞奨学生制度があることを知らなかった」というのであれば、新聞社の広報に問題があるということですよね。
大学進学を考えてる高校生に新聞奨学生制度があることが伝わってないと。
(自分は高校の進路指導室でチラシを見てはじめてその制度を知りました)
であれば、なぜ上記のような記事を書くときに新聞奨学生制度があることを伝えないのか、まったく理解に苦しみます。


奨学金で人生が狂う人が減るように各新聞社の奨学金制度へのリンクを貼っておきます。
・読売育英奨学会
http://www.yc1.jp/yomisho/index/
・朝日奨学会(首都圏)
http://www.asahishogakukai.or.jp/index.html
・毎日育英会
https://www.mainichi-ikueikai.com/
産経新聞奨学会(東京)
http://sankei-shougakukai.jp/shougaku.html
・日経育英奨学制度(東京地区)
https://www.nsn-tokyo.jp/ikuei/
・河北仙販新聞奨学生制度(仙台エリアかな?)
http://www.senpan.co.jp/jinzai/s1.html
各地方紙も奨学生制度をおこなってるようなので、地元の新聞社の奨学生制度を調べてみてはいかがでしょうか?


色々と問題(過去の日記参照)はありますが、大学で勉強をしたいという人には本当に向いてる奨学生制度です。
大学の近くに無償で部屋を提供してくれますし、通学費が出ますし、仕事が忙しくて遊んでる暇なんてないですし。
販売所によっては食事の提供もありますしね。
奨学金だけで学費がまかないきれなくても奨学金とは別に給料や賞与も出るのでそれを貯めてれば問題なし。


さぁ、これでしっかり大学で勉強出来ますよね? (にっこり)


奨学金の利用を考えてる人、よもや大学でキャッキャウフフと遊びたいわけではないですよね?
新聞奨学生制度を運営してる人たち、よもや新聞紙面で紹介できないほど酷い制度というわけではないですよね?


これで上の記事のような問題も解決だ!! (にっこり)



上の記事のようなことが伝えられるたび新聞奨学生完走者としては「甘え」としか感じておりません。
逆になぜマスコミが新聞奨学生制度があることを伝えないのか? のほうが不思議。
マスコミが隠さなきゃいけない制度なんですかねぇ?