奈良県では盗撮し放題が県警公認となりました(笑)。

朝日放送の『ムーブ!』5月12日放送分で、この事件を追跡取材してました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060511-00000005-yom-soci&kz=soci
この巡査部長が逮捕もされず氏名も公表されていないことに対し、『ムーブ!』スタッフが奈良県警・監察課に直接取材。

Q.どうして巡査部長を逮捕しないのか? 名前を公表しないのはなぜ?
A.逮捕できる法律がないんです。だから名前も公表しません。
Q.『奈良県めいわく防止条例第12条』に、「公共の場所又は公共の乗物においてみだりに下着等の撮影をしてはいけない。[6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金]」と書かれてますよね?
A.救急車というのは公共の乗り物にあたらない。
Q.では、仮に救急隊員が同じような盗撮行為をしても逮捕できないのか?
A.できません。

奈良県では盗撮し放題が県警公認となりました(笑)。
『ムーブ!』ではこの警官を依願退職させるまでの時間稼ぎだと指摘し、それはそれで問題であると非難しております。
しかもこの事件は毎日新聞のスクープで、毎日が報道しなければ県警は隠し続ける気だったんじゃないか? と。
さらに

Q.なぜ被害者の名前をマスコミに教えないのか? 本人が名前を公表されたくないと言っているのか?
A.本人の意思は確認していない。事件として立件されていないので被害者として公表する必要はないと考えている。

昨年の12月に策定された犯罪被害者等基本計画で、被害者の名前を実名か匿名にするかは警察が決めるということに対し大きな非難の声があがりましたが、その懸念が現実のものになったわけです。
警察が己の身内の不祥事隠しにこの基本計画案を利用する可能性があることがこれで証明されました。


『ムーブ!』ではこの主婦に被害の声を上げてもらうことを呼びかけ、追跡取材をおこなうと言ってますので、これからが楽しみです。