公営ギャンブルはどうなるか?

 公営ギャンブル場でギャンブル飯を食べるようになって1年ちょい。その中で思うことがあって。それは20年後、公営ギャンブルはどうなってるだろうか? ということ。

 競馬以外はおそらく無くなってるだろう。

 どこの公営ギャンブル場もお年寄りばかりで、このお年寄りたちが20年後亡くなってしまえばギャンブルのプレイヤーが間違いなく減ってしまい開催されることは無くなるだろうなぁと。それぐらいお年寄りだらけで、自分の歳でさえ公営ギャンブル場では若手。

 一部の市町村を除き、開催の経費が予算を圧迫し、会場を閉鎖したがっているところもあるので、これでプレイヤーが減れば「やーめた!!」ともろ手を挙げてやめてしまうだろう。

 ただ、公営ギャンブルの売上は少し回復しているそうで。これはネットでも券を買えるようになったからだとか。そうすると競技をおこなう場は必要だけど、スタンドや売店はいらないってことになって会場が消えてなくなってしまうことと変わらない。

 じゃあ若者を呼び込んで…となっても、呼び込みの本気度をどの会場でも感じない。初心者向けの説明コーナーはどの会場にもあるけど、「説明を受けないと券が買えない」のならカードをいれりゃ玉が出てきて自動ハンドルをまわすだけのパチンコに勝てるわけがない。

 オタク向けに萌えキャラ作って…、っていうのはどこの会場でも見る。ただ、オタクは自分の興味あるものには金を出すけど、興味ないものにはビタ一文も出さない「ケチ」な人種だっていうことを理解していない。ギャンブルなんかするわけない、保守な人種ですよオタクは。さらにだいたいどこの会場も萌えキャラを作っているけど活用が出来ていない。ボートレース多摩川はがんばってると思うけど。コミケに出展したりしてるしね。

www.boatrace-tamagawa.com

 じゃあどうすれば公営ギャンブルは生き残れるか? については色々な人が語ってるのでそっちを読んでもらうとして、自分は無理だろうなぁと思います。会場に来たら「あぁ、こりゃ無理だ」と降参してしまう。

 お年寄りが多くて会場の使われ方が昔の「暗い、汚い、怖い(3K)」のままな会場も多く、このお年寄りたちにマナーの改善を求めても無理でしょ。煙草は指定の場所で吸え、ゴミを床に捨てるな、タンを吐くなっていっても改善しないでしょ。会場を明るくする、綺麗にする、安全にするっていうのは人を呼び込むときの基本中の基本なのにそれが「出来ない」んだもの。そこに来る人たちのせいで。たぶん明るく、綺麗に、安全にが叶うときはいま会場にいるお年寄りがたちが亡くなる20年後で、そのときには公営ギャンブルは終わってる。だから無理だろうなぁと。

 公営ギャンブルがなくなるということはギャンブル飯もなくなるわけで。いまのうちに食べておかないとなぁと思ったのでした。