ゴルフやめました。

仙台にいた頃はゴルフをやってたけど、神奈川に来てからやめちゃった自分がこの記事を見て考えたことを書こうかと。


・若者敬遠、ゴルフ場の倒産急増 預託金の償還に対応できず廃業のケースも(SankeiBiz)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/180530/bsc1805300500003-n1.htm


若者がゴルフをやらないのはこの記事で書かれてる「道具が高い」「プレイ代が高い」「車を持ってない」、それぞれが当たりでしょう。
仙台ではゴルフのプレイ代は安かったけど、神奈川近辺のゴルフ場はとても高いもの。
ゴルフもスキーと同じで山の中に車で行くしかないから車を持ってないといけないし。
道具はなぁ、こだわらなければ中古ショップでフルセットが2〜3万円で買えるけど、高いといえば高いし。
それらネガティブな理由があるのはもちろんですが、そもそも「若者がゴルフをするきっかけがない」のが問題なんじゃないかなぁと。


理由が何もなく若者がみずから「ゴルフをやろう!!」と思うわけはなく、何かきっかけがあるはずです。
TVでスーパープレーを見たとか、ある選手のスイングにしびれたとか、ゴルフ大会を観戦したとかね。
ゴルフをしたら女の子にもてそうだとか、上司のウケが良さそうだとか、取引先にウケが良さそうだとかね。
そういうきっかけ作りをゴルフ業界やゴルフ愛好家はきちんとしてますか? と自分は思うのですね。これが一番ゴルフを衰退させてる理由だと。


おそらく若者がゴルフをはじめるきっかけで一番多いのは、上司や先輩にすすめられてが一番多いんじゃないかな?
自分も売り言葉に買い言葉ですが上司にすすめられてがきっかけだったし。
でも今は若手の休日に上司が介入することなんてほとんどの企業でやってないんじゃないかしら。
若手も土日は会社の人と一緒にいるんじゃなくプライベートを大切にするし。
上司もあまり若手のプライベートに立ち入ることはしないし。
昔だったら上司に気に入られたくてゴルフをはじめる若手もいただろうけど、今はそんな時代でもないし。
もうこの時点でゴルフをはじめるきっかけのほとんどが失われてるのではないかと自分は思います。


取引先との接待ゴルフにしたって土日に自社の社員出して…っていうのも今やはばかられる時代ですし。
ゴルフをもてる趣味と書いてるサイトもありますが、そもそもゴルフをプレイする若い女性がどれだけいるの? って話ですから。


そう、今や若者がゴルフをはじめる「きっかけ」がそもそもない、失われてるのです。
そりゃゴルフ人口が増えるわけないですよ。


1回コースに出てプレイしさえすれば面白くてハマるんだから、どうやってプレイしてもらうかなんですけどねぇ。


で、自分がゴルフをやめたのは会社の飲み会で自分のゴルフのことを執拗にイジられてですねぇ。
あまりに執拗だったので「だったらゴルフをやめる!! やめるのはあんたらのせいだ!!」とキレたから。
何が紳士のスポーツだよ、って。
こうなる可能性もあるから、そりゃますます若者は職場がらみでゴルフをはじめようとは思わんわなぁ。


ゴルフをやめたんだけど、もう一回はじめたいかと訊かれたら「NO」ですな。
今や未練もさっぱりないし、ゴルフをもう一度やりたいとも思わないです。
ゴルフで12,000円使うなら、福島県楢葉町の天神岬温泉「しおかぜ荘」の温泉に入りにいったほうがマシ。
ゴルフで12,000円使うなら、競艇にいって三連複ボックス5点買い1口100円でダラダラ船券買ってるほうがマシ。


こうやって余暇の過ごし方も多様化してるのに、若者にきちんとアプローチしてないゴルフに未来があるかといわれたら「無いよ」って自分も答えるなぁ。