テレビを見てるほどヒマじゃない。

ここは社会派でもなんでもないただの日記ですので、それなりのダラダラしたことも書こうかと。はい。


まずはこのニュース。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20131031_621716.html
自分は液晶よりもプラズマ派でして。
プラズマテレビの感想はこの日記でも書いてますが、動きの早いシーンでは最上位機種の液晶よりもプラズマのほうに軍配が上がると自分は思うのですね。
とくにアメフトやサッカーなんかの、集団がざーっと高速で動くシーンではそれが明らか。
気にならない人は気にならないのかもしれませんが、大画面テレビで見比べてみると「あ、決定的に違うわ」とわかると思います。
なので自分はプラズマテレビ生産終了のこのニュースを読んで、プラズマテレビを確保するべく購入を検討しておりました。
それなりのボーナスも出たことですし。


それで大画面のプラズマテレビを購入すべく12月中、色々考えていたのですが出た結論は「自分ってテレビあんまり見ないよなぁ」と。
土日、平日、テレビをどれだけ見てるか冷静に考えるとほとんど見ていない。
電気がもったいないからながら視聴もしなくなったし。
ソファーに座ってiPadいじってるときもテレビで面白い番組がやってなければ電気消してますし。
よくよく考えるとテレビって見てないよなぁと。
だったらテレビにお金を使うのもったいなくね? というわけで購入するのをやめちゃいました。


いや、本当に一時期は大画面のプラズマテレビを買おうと真剣に思ってたのですよ。
だけどそれなりの金額がしますし安い買い物じゃないですし、真剣に購入をしようと思えば思うほど他のことも色々と真剣に考えるわけですよ。
その色々考えた結果が「テレビ見ないんだから買わなくてもいいんじゃない? いま持ってるプラズマを大切に使えばいいんじゃない?」になりまして。
というわけで「プラズマテレビを買わなかったよ」という話だったんですけどね。


ちょうどいまネット界隈ではこういうことが話題になってるようで。

  • 若者がテレビを見ないのはコミュニケーションの問題? (Yahoo!ニュース)

http://bylines.news.yahoo.co.jp/nishimorimichiyo/20140113-00031521/
「テレビを見なくなった」ことについての理由は人それぞれにあると思いますが、自分がテレビを見なくなった理由はテレビの情報量の少なさを挙げるかなぁと。
たとえばニュース。
1月14日のNHKニュース「おはよう日本」は7:00から7:45まで放送されてますが、取り上げられた記事はスポーツと天気予報、特集記事を合わせて12本でした。
同じ日のお昼のニュース、全国版は12:00から12:15までですが取り上げられた記事はスポーツや株価を含めて9本でした。
たぶん毎日同じような記事数で放送されているんだと思いますが、何か大きな事件や出来事があればもっと本数は減るでしょう。
限られた時間の中で流せる情報量にテレビは限界があるんですね。


それに対し7:00から7:45までの45分で自分は朝日、毎日、読売、産経、河北の5紙のニュースサイトをiPadで読んでます。
気になった記事は掘り下げて読みますし、各紙がどういう記事をどういうふうに乗せてるか共通項や違う点を探し、各紙が何を主張したいのかも考え、記事の重要度も判断します。
これだけのことが朝、45分もかからずに出来ちゃうわけです。
45分で12本の記事しか流せないテレビのニュースとは桁外れに情報量が違うでしょう。
言うなれば「テレビを見てるほどヒマじゃない」のです。


こう考えるとテレビでやってる番組って情報量がものすごく少ないんじゃないかなぁと思うのですね。
ドラマは先が見える展開で味が薄いし、バラエティー番組もひとつのことを延々と引き延ばしてやってるので味が薄いし。
自分はその味の薄さに辟易してテレビをほとんど見ないのですが。
それはおそらくテレビ番組の作成者が「視聴者は味を薄くしないと味がわからない」と思ってるのか「製作料が減って材料を揃えられないから味を薄めて使うしかないから」なのかだと思いますが。
どっちにしろいまのテレビ番組は「丁寧に作ってない」のだけは間違いないだろうなぁと。
限られた時間の中でどれだけのことを視聴者に伝えられるか、「時間」を「有限の資源」だと考えてないんだろうなぁと思います。


去年ヒットしたドラマも共通点は「ものすごい情報量を詰め込めるだけ詰め込んでる」ことだと自分は思うんですけどねぇ。
ヒットしなかったドラマの共通点は「ラブストーリーで展開が先読み出来て情報量がすっかすか」だったし。



時間という有限な制約に縛られて薄口になってるテレビがネットという無限で無制約で濃密な情報量という濃口の味に慣れ始めた視聴者を引き戻すのは大変じゃないかなぁ。
テレビ作成者が情報量について勘違いしたままだとテレビ離れはもっと加速すると思います。
テレビ作成者は今の番組を情報量が多すぎて視聴者がわからないんじゃないかと思ってるかもしれませんが、視聴者はそんな番組、情報量が少なすぎてあっても無くてもいいような番組だと思ってますよ。
「テレビを見てるほどヒマじゃない」、この言葉の意味をテレビ番組作成者は考えたほうがいいです、はい。