ヒマだからドキュメント

ゴールデンウィーク、あまりにヒマなのであの伝説の番組、『クヮンガクッ』をやってみようかと。
クヮンガクッ』とは梅田〜なんば間を何らかの企画や課題をおこないながらウロウロするという番組。
例えば持ち金を全部5円玉に換えたり、御堂筋沿いにある自動販売機のジュースを全種類買ったりとか。
詳しくはこちらをどうぞ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AE%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%82%AF%E3%83%83


んで、今回自分がやってみようと思ったのは「QRコードを探して梅田〜なんば」。
QRコードってのはこんなヤツ。


右下に付いてるのがそれ。
これを携帯電話で読みとれば…


詳しいサービス情報や製品情報、キャンペーン情報がわかるという。
このQRコードを梅田からなんばのあいだで集めてみようと。
どうだ、この無意味な暇つぶしっ!!


で、集めたQRコードを全部この日記にアップして、こんなに苦労しましたよ〜って感じで記事を書こうと思ったのですが、それにストップをかけるQRコードが。
それがこれ。


街灯にQRコードが付いています。
これを読みとるとこんな感じ。


住所、沿道ビル名、最寄り駅、最寄りバス停、最寄り交差点、みちまちナビ・御堂筋トップへのリンクが表示されます。
ちょっと読みとれるかどうかわからないけど写真を置いておきます。


このQRコード国土交通省が設置した、御堂筋沿いのほぼすべての街灯に付いています。
隣まで10mも離れていないような街灯でも、看板に隠れてQRコードが読みとれないような街灯でも。
心斎橋の大丸、そごう前の連打はかなりすごい感じ。


何のためにこのQRコードを設置しているのか携帯のみちなびのサイトを見るとこんなことが書いてあります。

このサイトは、御堂筋におけるアクセス補助を目的としたもので、道路に設置された距離票(証明の番号)を入力することで、現在地の情報を地図や情報などによって知ることができます。
また、エリア周辺における観光施設や時刻表なども発信しています。

とのこと。
だけど上の写真からQRコードが読みとれた人はわかると思うんですが、こういう情報っていりますか?
こういう街灯の横には周辺地図を書いた案内表や観光地図も設置されてますし。
しかも隣まで10mも離れていない、同じビル前に何本も設置された街灯すべてに貼る必要ってあります?


みちまちナビ・御堂筋のPCサイトはこちら。

  • みちまちナビ・御堂筋 (国土交通省大阪国道事務所)

http://www.kkr.mlit.go.jp/osaka/commu/mido/kyorihyo/navi.html
んで、このみちまちナビの設置や運営はどこかに予算計上されてると思うのですが。

  • 大阪国道事務所 平成20年度予算 (大阪国道事務所)

http://www.kkr.mlit.go.jp/osaka/ir/gaiyo/yosan_h20.html
またどこかでムダなお金を捻出するために無理矢理QRコードを設置したかのように思えて仕方ないんですけどね。
例えばこのQRコード、シールで貼られてますが、これが破損したり剥がれたりしたらまた設置するんでしょ?
一枚いくらで、設置するための人件費、いくら見込んでいるんでしょ?
そのために予備費を予算計上して…とか、これ、運営をクリアに情報公開する必要があるんじゃないかしら?
でないとまた裏金の…ね?


本来は楽しくバカ話で終わりたかったのですが、それにちょっと待ったをかけるようなQRコードが設置されてまっせ〜、って記事で終わり。


<追加参照記事>

  • 御堂筋に距離票が設置されました (MIDOSUJI.BIZ)

http://www.midosuji.biz/news/2007/2007_kyori.html
本当にこの距離票って皆さん必要ですか?