新聞とサイトデザイン。

今日は『駄文にゅうす』さんのところ経由でこの話題を。

  • 新聞は社会の『標準食』という主張は正しいと思うのですが (一詩人の最初の歌)

http://d.hatena.ne.jp/chroju/20090419/1240150441


chrojuさんの言うとおり、「新聞は情報パッケージとして完成されている」という意見には同意。
新聞には事件が載ってる社会面だけではなく、国内政治、海外政治、国内経済、海外経済、地域情報など広いジャンルの記事が掲載されています。
新聞を一部まるまる読めば、いま世の中で起こっていること、そしてこうなって行くだろうという情報を知ることが出来ます。
それが捏造とか偏向とか色々あって、新聞の情報の信頼性が揺らいでいるので、トータルパッケージとしての新聞ってどうよ? っていうのが元記事の読売新聞への批判に繋がってるんだと思うんですが。
でも自分もトータルパッケージとしての新聞ってよくできてると思いますよ。
(もちろん捏造とか偏向はNO! ですけどね。)


でもね、自分なんかは思うのですよ。
なんで新聞は紙じゃないとダメなの? と。


例えばKindleとかブックビューワーとか携帯電話とかパソコンとか色々あるじゃないですか?
なんでそれらじゃダメなの? と。
先日の『たかじんのそこまで言って委員会』で、ライブドアの元社長の堀江氏も言ってましたが。


ネットのニュースはつまみ食いになりがちで偏食を起こすと新聞社の人は言いますが、それってサイトデザインの努力を怠ってるだけじゃないのかなぁ。
新聞の人が「ネットはダメだ〜、ネットはダメだ〜」と言うたびに「ネットでのサイトデザインの努力をしてませんよ」と言ってるように聞こえて仕方ないのですが。
(堀江氏もサイトの見せ方の問題だと言いたかったようです)


それじゃあなぜ新聞の人は「ネットはダメ、新聞はやっぱり紙でないと!!」と言うのでしょうか?
なぜ新聞はネットを敵視するのか?
自分はもう、新聞は本音を言っちゃった方がいいと思いますけどね。


ネットの登場で新聞の捏造・偏向が暴かれるようになり恣意的な世論操作が出来なくなったからってのは敵視の原因ではないです。
敵視の原因は、今の新聞のビジネスモデルが紙で買ってもらわないと成り立たないから。
だから紙で買ってくださいね、と。


でもね、ネットを敵視し、紙媒体に依存し続けるのならその先に待ってるのは新聞の死なんですけどね。
(物理的に配達する人も減っていくのだし)
サイトデザインと同じく、どうやればネットでも生き残っていけるかを新聞は考えた方がいいと自分は思います。


「ネットでは記事は読みにくい、それに対して紙媒体だと記事の重要度や優先度、さらには別の記事まで目に入る。だから新聞は紙媒体に限る!!」っていう意見って「それってサイトデザインの問題でしょ?」って言われたらどうするんだろうなぁなんて考えたり。