「ネットブック」って、なぁに?

最近よく耳にする言葉「ネットブック」。
この言葉を聞いたとき「Σブックが復活するの!?」って思ったのですが(笑)。
ネットブックってのはこういうものらしいです。

http://www.techworld.jp/channels/desktop/102129/
この記事よりネットブックの定義を抜粋。

ネットブック」とは本来、インテルIntel)が提唱するモバイルデバイスのカテゴリーの1つである。
インテルの定義に沿って言えば、(1)主にインターネットアプリケーション(Web、電子メール、チャットなど)を利用するためのデバイスであり、(2)画面サイズは10インチ以下で持ち運びがたやすく、(3)省電力CPUである同社の45nm(ナノメートルIntel Atomプロセッサ(開発コードDiamondville)を搭載、(4)OSには一般的なノートブックPCと同じWindowsLinuxを採用している、という条件を満たさなければならない。

ネットブックUMPCとの定義の違いもこの記事中に書かれています。


でもね、自分なんかは思うのですよ。
こんなの誰が使うの?って。
メーカーさんではこういう人をターゲットにしてるみたいです。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1029/netbook07.htm

PCリテラシーが高く、ネットブックの用途を分かっていて、2台目/3台目として買おうと考えるようなパワーユーザーです。

…おそらく東芝が対象としてるパワーユーザーは自分たちのようなパワーユーザーではないようです。
というか、パワーユーザーの定義がどうも違うんじゃないかなぁ。


ちょっと考えてみればネットブックのねじれってすぐにわかりますよね。
ネットブックを一番効果的に使うにはいつでもどこからでも接続できる高速通信環境、高速通信インフラが必要です。
でも今はまだ、外出先でちょっと接続できるような高速通信インフラってまったくないですよね。
そうであるならネットに繋げないネットブックって意味あるの? って。


外出先でちょっとしたことで高速なネットに繋げる環境がない。
それなら結局、高速通信環境が整ってる家庭や職場で使用するわけになっちゃうわけで、置き場が限定化・固定化されていくんですよね。
そういうときにネットブックの脆弱な性能で満足させられることが出来るのか? となってしまい、ネットブックはノートパソコンに限りなく近づくことになるんじゃないかなぁ。


自分が考えるパワーユーザーが一番求めるものはパソコンのスペックでも何でもありません。
いつでもどこからでも安価で高速に繋げるネット回線です。
これがないとどんなに高性能なUMPCを出そうがネットブックを出そうが、結局使用が限定化・固定化されていって、ネットブックとしてのアドバンテージがなくなるんですよ。


VAIO type UXを購入してからずーっと言ってきたことですが、UMPCネットブックを活かすためには高速な通信環境が必要。
そういうインフラを整備せずにやれ高性能なマシンを発売しても、結局は…ってことになっちゃうと思います。


んで、自分はそういうインフラが整いつつあるスマートフォンの方がパワーユーザーに支持されていくんじゃないかなぁと思っています。
自分が使ってるX01ht、これの処理速度と通信速度が上がれば本当に最強なのになぁと。


とりあえず今やらなきゃいけないのは高性能なマシンより高速通信のインフラ作りだと自分は考えます。