「まぁ」に気をとめて。

今日は駄文にゅうすさんのところ経由でこの話題。

http://anond.hatelabo.jp/20081011020523
このエントリ、実際はギャグとしての「使わないようにしてる言葉」ですが、自分の場合は文章の頭につく「まぁ」という副詞を使わないようにしています。


この「まぁ」という言葉を辞書で調べてみるとこう書いてあります。(小学館 新選国語辞典より)

1. 相手を誘う気持ち、またはなだめとどめる気持ちをあらわす。
  「−お寄りください」「−そう言うな」
2. ためらいの気持ちをあらわす。
  「−やめにしよう」
3. 不満足だが、なんとかがまんできるという気持ちをあらわす。まずまず。
  「−いいだろう」

この「まぁ」という言葉、なんというか反感を買いやすい言葉だと自分は思うのです。
1.の意味の場合は文章に「媚び」や「押しつけ」を感じさせるし、2.の場合は文章の意味を曖昧にしたり切れを悪くするし。
(あえて結論を濁すために「まぁ」という言葉を使う人も多いですね)
なんと言っても3.の意味で使う人が多いと思うのですが、文章で「まぁ」と書くと「自分は不満足だけど我慢してやってるんだよ」という「上から目線」を感じさせるんですよね。
だから読んでる人に反感を感じさせると思うので自分は「まぁ」という言葉を使わないようにしています。


自分は口語的につらつら〜っと文章を書いてきて「まぁ」という言葉を打ちそうになったら、そこを要注意点と考え、文章を推敲するためのポイントと考えています。
なぜ「まぁ」と誤魔化そうとしたのか? 文章を書くのに一番勇気が必要なところで「まぁ」と誤魔化そうとはしていないか? と。


この「まぁ」という言葉、文章中にさりげなく毒を効かせるために意識して使うのならかなり効果的なのですが、口語的な使い方で多用したりすると「上から目線で鼻持ちならず(3.)、結局何が言いたいのかよくわからない(2.)『俺様の話を聞け!!(1.)」的な文章になっちゃうと思うのですね。
だから無意識に「まぁ」という言葉を打っちゃう人は少し自分の文章を読み返してみたらどうかなぁと。
「まぁ」という言葉を削るとかなり文章がさっぱりすっきりすると思いますよ。