悲惨な被災者はメシのタネ。

皆さん、知ってましたか?
10月1日からテレビでは「緊急地震速報」が始まります。

http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html
明日から郵便局が民営化されるのは皆さん知ってると思うんですが、緊急地震速報が始まることはあまり知らないのではないかしら?
というのも民放は緊急地震速報を放送することに反対、あるいは消極的だから。

http://www.asahi.com/national/update/0217/TKY200702170306.html
民放連側は「緊急地震速報が徹底周知されていない状況では、速報の報道でパニックを起こしかねない」としてるんですが、それについて自分は「?」。
緊急地震速報が始まりますよ〜というのが決まってから、テレビやラジオはそのことを伝えてきたかしら?
全然伝えてきてないですよね?


民放連側は「緊急地震速報の認知度を上げるのは政府の仕事だ」としてるので、この緊急地震速報についてテレビやラジオはまったく取り上げてないです。
本来なら、とんでもない情報じゃないですか、明日から緊急地震速報が始まるなんて。
でも、そのことを徹底的に伝えてきたメディアってあったでしょうか?
どうしてテレビやラジオは「緊急地震速報の認知度を上げるのは政府の仕事で俺たちは知りません。報道もいたしません。やっぱり2007年10月1日現在認知度が高まってないから速報したくないです」なんて言うのでしょうか?


これは自分のうがった考え方なんですが、民放連が緊急地震速報について反対、あるいは消極的なのは、それを報道することで人的被害が減り、"マスゴミが希望する、悲惨で、お涙頂戴で、視聴率が取れる被災者の姿"が撮れなくなるからではないでしょうか?


本来、もっと民放連が「10月1日から緊急地震速報が始まります」と報道して、周知徹底してれば済む話じゃないですか?
でもそれをせずに「パニックを助長しかねないから報道したくない」って……。


緊急地震速報が放送されてから、本震が始まるまでには10秒ほどあるそうです。
その10秒があれば、救える命の方が多いんではないでしょうかね?


地震について、マスコミの姿勢について「?」を突き付けるたびに思います。
マスコミが本当に流したいのは「緊急地震速報を流すことで救われた世界」ではなく「阿鼻叫喚の血塗れの被災者と、その悲惨な生活」なんだろうなぁって。


ですが、緊急地震速報で人的被害が減ったらマスゴミは「ほら、俺たちのおかげで人的被害が減った。じゃあ、緊急地震速報だけのチャンネルを作ろうか?」ってなるんでしょうね。
でも自分は今日、この時の、緊急地震速報に反対、あるいは消極的なマスゴミの報道姿勢を忘れません。


10月1日のテレビ番組でどれくらいの番組がこの緊急地震速報を取り上げたか数えたら面白いと思います。