トリプルインカムという詐欺話。

今度の引っ越し先は地デジ・BS・CSの受信が可能で、地上波のテレビ大阪は映らないんだけど、BSジャパンテレビ東京系の番組を捕捉できます。
サンテレビが受信できなくなったけれど、自分は阪神タイガースファンじゃないからそんなに影響はないかな。
やろうと思えば大阪の実家にロケフリを置くことで大阪の番組も受信できますし。
ある意味、引っ越し前に夢見ていた夢のようなテレビ生活を満喫出来る環境になったのですね。
多チャンネル化ですよ、多チャンネル化。


で、多チャンネル化環境になって、自分の環境がどう変わったかというと、あまり変わらなかったり。
仕事から帰ってきて、『ムーブ!』『ちちんぷいぷい』と見て、『ナイト・イン・ナイト』を見てるうちに就寝時間、と。
BSやCSで独自に制作されてるような番組はほとんど見ていません。


そこで思ったのは、BSを地上波東京キー局、CSを地上波地方局に割り当てて、いつでもどこでも地上波の番組を見られるようにした方がいいんじゃないの? と。
あるいは、BSは3波を一局に割り当ててるんですが、ほとんどが1波しか使ってないので、愛知・大阪といった大きな地方局の放送を残りの2波に割り当てるとか。
地方局をCSに割り当てれば、受信料徴収することも可能だと思うのですけど。


誰も見ていない番組のために電波を使わせるより、日本国内でどこでも誰もが同じ番組を見ることが出来、情報を共有できる、といった方が国益になると思うんですけどね。
本来、BSやCSは地上波の難視聴地域解消のための手段として考えられたはずなんですけど、どこで何がねじ曲がってこうなってしまったのか。
地上波の難視聴地域解消のためにBSやCSを割り当てる、ってのは技術的に可能だと思うんですけども。


放送法著作権法が改正されれば、今度は衛星とネットの戦いが始まる…、と自分は何年か前に予想し、そのときはネットが勝つだろうと予測してましたが、まさにそうなりつつありますね。
放送局は地上波とBSとネットでトリプルインカムを考えてるようですけど、自分はトリプルインカムは「三兎を追うもの一兎をも得ず」だと思います。
というか、いい加減放送局はトリプルインカムなんて詐欺夢みたいな考え方をやめた方がいいんじゃないかなぁ。