『白夜行』『幻夜』

というわけで、『ちちんぷいぷい』で西アナウンサーがすすめていたこの二冊を読了しました。

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

幻夜

幻夜

白夜行』が約850ページ、『幻夜』が約750ページで、合わせると1,600ページに及ぶ大作。
ですが内容にぐいぐいと引き込まれ、二冊を一週間ほどで一気に読了しました。
いやー、面白かったです。
ヒロインに「藤崎詩織」的なキャラクターを想像するとヒロイン像が完璧に固定するので、一気に読み進められると思います。
この作品、「どてらい女・藤崎詩織版」というか「暗黒面の藤崎詩織」です(笑)。
特に『幻夜』なんかは……、いや、内容に関わるので書けないのですが。
アンチ藤崎詩織な方なら楽し〜く読み進められると思います、はい。


実際、この作品を読んでみて感じたのは、「まだまだ自分も長編を読める体力があるのだなぁ」ってこと。
長編だと色々な伏線があーだこーだと入り交じることが多いのですが、この二作ではきちんと整理されていて、最後のクライマックスに突き進むときに示される伏線の回収、そして謎解きの疾走感はまさに快感。
その疾走感についていける読書体力がまだ残ってることが自信になりました。
ライトなノベルを主に読んでる人も、たまには長編、いかがっすか?


えっ? 登場人物に萌えないから読まない?
あ、「藤崎詩織的なキャラが挿絵に入ってる」と想像すればかなり萌えると思いますよ(笑)。


<PS>ドラマ版『白夜行』は原作とは完全に別物だと思います。その理由は『幻夜』を読めばわかると思います。そりゃ原作ファンからブーイングがあがる理由もよくわかるなぁ。