横溝正史を知らない世代。
今日はこの話題かな。
- 横溝正史「八つ墓村」は登場人物が「これなんてエロゲ」(にゅーあきばどっとこむ)
http://www.new-akiba.com/archives/2007/02/post_7419.html
これについてこちらを。
- ぬえの啼く夜は恐ろしい…
http://d.hatena.ne.jp/bolt69/20050418
横溝正史の金田一耕助シリーズに萌え要素が多いってのはミステリー系オタクにとっては既知のことだと思ってたんですが、世間ではそうでもないんですね。
横溝正史は読書系オタクにとっては基礎学科だと自分は思ってました。
そりゃ某ライトノベル系ゲームが「ミステリーの傑作!!」ともてはやされるのも納得。
だって彼らは横溝正史も夢野久作も"知らない"んですから。
以前どこかのページで見たと思うんですが、ライトノベル系作品を「文学の傑作!!」と言う人間に「じゃあ君は芥川や太宰や川端や三島やW村上などの"小説"を読んだことがあるか?」と問うと、「そんなの読んだことないけどラノベ系某作品は文学として至高の存在なんだよ!!」と逆ギレされたという笑い話を思い出しました。
こういう状況って、横溝や夢野が古典になってしまい、誰にも見向きされなくなったのか。
それとも「萌え」以外のジャンルには見向きもしない「萌えオタク」が増えたのか、どっちなんでしょうね。