地デジのアンテナ問題に声をあげてみる。

地デジ受信のまた続き。


室内アンテナで地デジ受信していたのですが、さすがに受信状況が悪いので、結局外にUHFアンテナを立てました。
日本アンテナのAU-5-SPという、素子数5のミニアンテナ。
ブースター無しでヨドバシで2,058円。
ブースター無しでアンテナレベル50〜60を維持してるので、ブースターを入れればもっと安定するでしょう。
将来アンテナ分配するときにブースターを入れようと思います。


アンテナ設置はもちろん自分でおこなったのですが、一番アンテナ感度が良い方向にアンテナを向けると、不思議と屋根の上の共同アンテナのUHFアンテナの向きと一致するんですよね。
UHFは送信所に受信方向を合わせないと映らないので、方向が一致するのは当然といえば当然なんですが。
それなのに共同アンテナから地デジ受信出来なかったのは、もしかすると共同アンテナがローバンドに対応していないのかも。
UHFのローバンドについてはこちらを。

  • 地デジ対応のアンテナとは (MYCOMジャーナル)

http://journal.mycom.co.jp/special/2005/digitaltv/005.html
MYCOMのこの特集はかなり勉強になります。
ウチの場合、KBS京都が34ch、サンテレビが36chだから、UHFアンテナがローバンドに対応していない可能性が非常に高いです。

  • 機能の黒板みたび

http://blog.so-net.ne.jp/asthenosphere/2006-11-07

現在、アナログ地上波のNHK教育を17chでご覧のご家庭では、地デジ対応受信機器があればアンテナはそのままで見られます

これは17chというローバンドを受信出来るUHFアンテナが付いているから地デジも受信出来るということですね。
UHF放送が受信出来てるから地デジも受信出来るんではないか? と考えてる方は受信出来てる局がローバンドかどうかチェックしてください。


この日記に「地デジ」「映らない」で検索して来られる方が多いので、自分も同じワードで検索してみると、かなりの人が地デジ対応機を買っても映らないという状態になってるみたいです。
映らない原因は大きく分けて二種類で、自分のようにUHFアンテナを新設しなければいけないパターンと、CATVのパターン。
UHFアンテナが問題になってる場合は自分のように自力でアンテナを立てるという解決策があるんですが、CATVの場合はそうもいかないみたいで、建物の大規模な改修が必要になるようです。


いま地デジ推進協会がやらなければいけないのは「2011年に地上アナログが終了します」というアナウンスじゃなく、「どうすれば地デジに移行できるか?」というアナウンスとレクチャーだと思います。
「地デジ」「映らない」で検索するような人はほとんど自分と同じレベルだと思うんですね。
「いまUHF受信できてるから、地デジ対応機を買ってくればすぐに見られる」って考えてるレベル。
でもまったくそうじゃないんですよね。
そういう人に「なぜ映らないのか?」を説明するのはとても難しいと思うんですよ。
素人さんを屋根の上にあげてアンテナの確認や説明をするわけにはいかないですから。
自分も自力でアンテナを立てたりして、やっと自宅で地デジが映らないのはUHFの共同アンテナがローバンド対応していないから、という結論に行き着いたので。


地デジのアンテナ問題、もっと大きな話題にしなくちゃいけないと自分は考えます。


とりあえず自分は移行が終わったので、地デジを楽しんでいこうと思っております、はい。