ワンセグのカギは反射波にあり。

USB対応ワンセグレシーバー LDT-1S100Uをtype UXに装着して、大阪市内を自転車で流してみました。
その結果、かなり面白いことがわかったのでご報告。


ワンセグ地上デジタル放送のワンセグメントを利用しているのでワンセグと呼ばれているのですが、この地上デジタル放送の電波、かなり指向性が高いのです。

  • そもそも「地デジ対応アンテナ」ってなにが違うの? (デジタルARENA)

http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20060712/117623/?from=leftrank

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2389645
ワンセグも指向性が高い電波で送信されているんですね。
指向性が高いぶん、物陰でも反射波で受信できるというメリットがあります。


だけどこの反射波がやっかいで、都市部で入り組めば入り組むほど反射波がわけわからなくなります。
えっ!? 反射波が入り組めば、ワンセグは反射波でも受信できるんだから有利だろうって?
そう、それが自分もしていた勘違い。


ワンセグの電波は指向性が高すぎて、ちょっとでもアンテナが電波の反射角からずれると映らなくなります。
これが都市部で受信しにくくなる理由。
逆に「こんなところでも受信できる」という理由なんですけどね。


それに気付いたのが町中を自転車で流していたとき。
両脇にビルが建ってるような通りなのに受信状況が良かったり、逆に見通しのいい交差点で受信状況が悪くなったり。
これはこういうこと。


淀川の河川敷公園は見通しがいい場所なので受信状況はかなり良いのですが、生駒山とレシーバーの間に建物などの遮蔽物があると、後ろは川なので反射物がまったくなく、ガクンっ!! と受信状況が悪くなったりします。
それぐらいレシーバーは繊細で、電波は指向性が高いです。


でも慣れてくると電波の送信所の位置から反射波を逆算して、電波をジャストミート!! で捕まえられるようになると思います。
自分が作った自作アンテナも反射波を捕まえやすくする効果はあったみたいです。


もし、屋外でもワンセグの受信状況が気になる方はこういうふうに反射板を作ってみてはいかがでしょう。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA022911/tec/musen/test.htm
おそらくワンセグでも同様の結果が得られると思います。


今度時間があるときに自作して試してみようかと思いますが、そこまでしてワンセグを見たいとも思わなかったり。