「自分の感想」

スポーツ新聞で昨日のインパルスVSディアーズの記事を確認。
「キックの差が勝敗を分けた」とな。
うん、よし。
自分の観戦のポイントと同じだったのでひと安心。


野球でもそうなんですが、試合を見てから自分の主観で感想を書くのと記事や解説を読んでから感想を書くのでは、感想のできあがりが違うと思うのですね。


試合を見てから、記事や感想を見ずに自分の主観で感想を書けばそれは「自分の感想」なんですが、記事や解説を読んでから感想を書くとどうしても「記事や解説に影響された感想」になってしまうと思うのです。
そして日記やブログを見ていても圧倒的に多いのが「記事や解説に影響された感想」。
それは「誰でもが書く凡百な感想」なのですけれども。
なぜそうなるかというと自分もそうですが、やっぱり間違ったことを書くのが怖いから。
だから記事や解説をなぞったありきたりの感想ばかりになってしまってるのですね。


Xリーグの感想を書くの、実はとても自分は怖いんです。
だって観戦のポイントが間違っていればアメフトファンの方から「そこは違うよ」とツッコミが入るかもしれないので。
そう考えれば新聞の記事を読んだり、他に日記で書かれている人の記事を読んでから書いた方がいいわけです。
(「あの人もああいうふうに書いてる」という責任逃れも出来ますしね)
でもそうすると"文章を書くチカラ"はつかないような気がするんです。
記事や解説を「読んでから書く」と結局その元記事に影響されて「自分で見る(視点)」「自分で考える(考察)」「自分で構成する(構成)」「自分で書く(文章力)」チカラが弱くなっちゃうような気がして。


でも、逆にツッコミが入ったり、記事や解説と自分の感想が違う方が参考になったりするんですよね。
「なぜ自分と視点が違うのか」「なぜ自分と違う考察に至ったのか」「なぜこういう構成になってるのか」「なぜこういう書き方になるのか」など、"自分で考える"機会が増えますので。
自分で考える機会が増えれば、それは独自性に繋がっていくと思います。


自分では「自分の感想」を書いているつもりでも、それは「誰かが書いた、無難で似たような感想の書き直し」になってませんか?
人に読まれない感想の多くはコレになってしまっているんじゃないかなぁと自分は思います。