「漫画家になるにはどうすればいいですか?」
「漫画街」(http://www.manga-gai.net/)というサイトに新人マンガ家相談室というコーナーがあるのですが、ここの質問がかなり面白い。
質問を送った本人からすれば真剣なのだと思うのですが、それはどうよ? と思うものまであります(笑)。
Q:「受賞の時に雑誌に載ったキャラの絵柄を真似する人が出てこないか心配です」
http://www.manga-gai.net/know/sodansitu/2005_10_11.html
ものすごく心配性なんでしょうね、この方(笑)。
昔、大槻ケンヂのオールナイトニッポンで「ビクビクして生きろ」というコーナーがありましたが、それを思い出しちゃった。
Q:「マンガの道具を買いたいと思うのですが、どこで買えばいいか分かりません」
http://www.manga-gai.net/know/sodansitu/2005_9_29_2.html
「学校が忙しくて買えません」「土日も忙しくて買えません」と言う中学生って、どこまで忙しいんだよっ!? (笑)
いや、キミ、道具買ってもそこまで忙しかったらマンガ描いてる時間の方がないんじゃないのか?
Q:「僕はペンや原稿用紙など漫画を描くのに必要な道具を持っていません。 というより買えるほどのお金を持っていません…」
http://www.manga-gai.net/know/sodansitu/2005_9_19.html
ホロリと涙が出てしまいました。この平成の世の中なのに。
Q:編集者の目が本当に正しいのであれば、なぜ、出版物に当たりはずれがあるのですか? それも当たることのほうが少なく、大抵がはずれている・・・。
http://www.manga-gai.net/know/sodansitu/2005_6_4.html
超ガチンコ質問に笑った(笑)。
前田日明VSアンドレで、アンドレにシュートを仕掛けられた前田が「やっていいんですね? 本当にやっていいんですねっ!?」と言っていたシーンを思い出したなぁ。
で、それに対する編集者の回答が
当たるコミックスだけ出すのは簡単で、知名度と実績のある作家だけを起用し、雑誌アン ケート上位5位の作品のみコミックス化するようにすればいいだけの話
ってのは違うと思うなぁ。
それって単純に「はずれた作品の単行本は出さない」ってだけの話じゃん。
この質問者が仕掛けたシュートは
「もし、編集者の言い分がすべて正しいのなら、世の中はヒット作であふれてるはずだ。でもそうなっていない。ということは編集者の言い分がすべて正しいというわけではない。であるなら編集者がマンガ家に腕を磨けと言うのと同じように、編集者もマンガ読みのプロとして腕を磨く必要があるんじゃないのか?」
ということなんですよ。
それに対しての回答にはまったくなってないなぁ。
自分はマンガ業界の人間ではないですが、こういう考え方をする編集者とは良い関係を築けないと思いますよ。
それは社会人としてね。
Q:「東京には大地震がくるのに、なんで編集部は東京にしか無いのですか? 怖くて持ち込みにも行けません。」
http://www.manga-gai.net/know/sodansitu/2005_3_13_2.html
ビクビクさんがここにも(笑)。
いや、もう、そこまでビクビクして生きてるアナタの方がよっぽどマンガだよっ!!
Q:「漫画家になるのに前科は関係ありますか?」
http://www.manga-gai.net/know/sodansitu/2004_4_04.html
前科持ちは漫画家としてダメだったら、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けた島…いや、あの先生とかはどうなるのだろう…?
今はインターネットがあって、マンガを描くことに関して色々調べられる・人に聞けるってのはいいことだなぁと思います。
それが例え他人から見れば笑える質問でも、本人にとってはその質問をクリアしないと前へ進めないもんね。