チャンネルサーバーと図書館。

楽天村上ファンドの人がTBSの株を買って経営統合だのなんだのがスポーツ新聞の一面になってるけれど、今はパ・リーグプレーオフ真っ最中で、マリーンズが二連勝で王手をかけたのが一面にならないのは問題あるんじゃないかという話をラジオで。
そうなんだよねぇ、世間の注目を集めるためにプレーオフ制を導入したのに見向きもされないんじゃプレーオフの意味がないよね。
それよりもこれからの株の動き次第ではホークスが勝ってもマリーンズが勝っても一面はなさそうな気が。


楽天がTBSの株を買って経営統合、ネットとテレビの融合を、なんて話をしてもライブドアの前例があるので「どうせ売り抜けるつもりでしょ」と思われるのがどうにも。
以前ウチの日記にも書いたんですが、自分はネットとテレビの融合に期待していたのですね。
というのも地上波だと放送対象地域の問題があります。
北海道ローカルの番組は大阪で見られないし、その逆もそうです。
東京キー局の番組も見られない地方もあります。
これは情報の格差を生じるのであまり良くないと思うのです。


でもネット放送だとこの放送対象地域の問題がないので、全国どこでも同じ番組を視聴できるのですね。
そうすれば少なくとも情報に接する機会は均等化され、格差も小さくなるでしょう。
この「情報に接する機会の均等化」は大切な問題だと思います。
(為政者は均等化したくないだろうと思います。為政者が嫌うのは自分たちが比較されることだからです。あの国やその国、過去の共産圏が国民に対して徹底的に情報管理してた理由がそれ。)



だからネットとテレビの融合に期待してたんですが、どうもなぁー、と。
自分の期待している方向とかなり違うなぁー、と。
じゃあ自分の期待している方向ってどこだろう?


「情報に接する機会の均等化」について自分が考え出したのは、HDDレコーダーをもう一台買ってチャンネルサーバーとして使い始めてから。
自分の場合、朝や昼の番組を録画しておいて夜に見るのですが、ある意味これって朝や昼に生で視聴している人と情報に接する機会が均等化されてますよね。
そう、みんなが好きなときに好きなものを視聴できるっていうのが「情報に接する機会の均等化」。
自分がネットとテレビの融合に期待していたのはこのチャンネルサーバーの役割なんです。


で、ここまで書いてきて、「情報に接する機会の均等化」がおこなわれてる設備に気づきました。


それは図書館。


図書館に行けば基本的な蔵書は同じだし、蔵書になければ購入検討のリクエストも出来るから北海道の人でも沖縄の人でも同じ本を読めますよね。
閲覧時間があるため、時間的な制約はみんな一緒だし。


そうか、自分がネットとテレビの融合で期待してたのは図書館の役割だったのかといま認識。
だったら、もしどの地方のどの放送局のどの時代の番組でも見られる、図書館のようなチャンネルサーバーがあったら?


って書いてきて思ったけど、それってWinnyが持っていた可能性じゃないだろうか? と今さらネット初心者でも書かないようなことをあらためて書いちゃったりしますが。


よく考えてみると図書館ってすごい施設ですね。
すでに"共有化"という考え方があるわけですから。
週末はちょっと図書館に行ってみようっと。