萌えよ剣(笑)

金曜の夜から土曜の朝まで印刷&製本。
レーザープリンターのテストショットは何回もおこなったはずなのに決定打が出ず。
結局モノクロ二階調、psd形式、ピクセルサイズ100%のものを印刷するとそこそこきれいなものになったのでそれで印刷。
できばえはかなり良いものになってると思います。


徹夜で製本したので新幹線の時間まで睡眠。
起きてから買い物を済まし、準備して新大阪駅まで。
このとき「何か忘れてるような…」という感覚があったんですが、それほど気にせず。


新幹線、名古屋から乗ってくるお客が多かったですね。
愛・地球博に言った帰りかな。


車中で読んだ本。

ロバに耳打ち (双葉文庫)
ある意味中島らもがこの世に残した「ありがとう」という言葉を綴ったような作品。
ところどころに死のイメージが付きまとい、それを本人も自覚していたのかなぁと。
「柔道の受身は役に立たない」、でも、もし中島らもが柔道の受身を少しでもできれば、もし受身を取る機会がまさにそのときであったなら。
故人の思い出は生き残ってる人間によって過剰に包装され、その実像を見失っていくのかもしれない。
生き残ってる人間によって無意味な意味を過剰につけられるのかもしれない。
読みながらそんなセンチメンタルを感じてしまいました。

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)
現在上巻の半分まで。
いろいろ本を読む自分ですが、歴史小説はあまり好きな分野ではないのですね。
今回、旅する時間が長そうなので少し読んでみようかと思い、店頭に平積みされてたこの本を手にとってみました。
読み始めるととても面白くて、片時も手放せなくなりました。


ものすごい暴論を書けば、この『燃えよ剣』の主人公・土方歳三のメンタリティって、現在のオタクのメンタリティとそっくりだなぁと思います(笑)。
特に土方の女性に対する考え方はオタクのそれとまったく同じ。
ただ土方には行動力があるけれど、オタクには無いってのが大きなちがいかな。
下巻まで読了したらまた感想を書くかもです。