クロマティとイージス。

観た映画の話。

ギャグのテンポも良くめっちゃ面白かったです。
逆境ナイン』とはまた違ったギャグのテンポで、往年のバラエティ番組を思い出す構成。
宇宙猿人ゴリなのだ」を聞くとオーケンオールナイトニッポンを思い出すのは自分だけでしょうか。
ゴリVS柴田恭平とか(笑)。

自分は原作を未読ですが、すごく面白かったです。
「ここをこうすれば100点になったのになぁ〜、惜しいなぁ〜」と帰りの車中でTAKEと言い合ってましたが、そう言える邦画って久しぶり。
ネタバレなので色を反転します。

女性工作員の話がまったく不必要なので、女性工作員がらみの話をすべてカットするか、今回みたいに中途半端に残すぐらいなら、ちゃんとヨンファとの繋がりを描くかして欲しかったです。


ボルト…女性工作員の話、全部いらないでしょう?
TAKE…女性工作員の話をちゃんと描くべき。


なんというかこの作品のつまずきって、すべてこの女性工作員の話のところなんですよ。
この女性工作員とヨンファの繋がりを描くことで、ヨンファの人情味を描き、ヨンファを絶対悪にならないようにしようとしたんだろうけれど、それ関連のカットがバッサリ切られていて、残ったのはストーリー的に辻褄の合わなくなった本当に謎の女性工作員
やっぱり北朝鮮がらみでヨンファを絶対悪として表現できない何かがあったんだろうなぁと想像するしかない。
それよりヨンファを徹底的に悪役にした方がエンタメ映画的にはよいと思うのですが。
(そのためにはやっぱり女性工作員は必要なし)


一部では女性客層を取り込むために女性工作員の話を入れざるをえなかったとありますが、それよりヨンファを徹底的に絶対悪に描いた方がいいと思うんだけどなぁ。
そうしたら勧善懲悪のエンターティンメント映画として楽しめるのに。
ヨンファを絶対悪として描けば朝鮮総連や一部の人権屋がギャーギャー騒いでくれるだろうから、女性層を取り込まなくても動員は上昇すると思いますよ
「勝手に人の国の人間を拉致しておいて、勝手なこと言うなよ!!」とかいうセリフがあったらパーフェクトに火が点いたでしょうにね(笑)。


女性工作員なんて"最初からいなかった"ものとして映画を観ると本当に完璧な出来なのになぁ。惜しいなぁ。


役者の演技とか、伏線の回収とか、本当に見所がいっぱいなのでそこだけが悔やまれます。
亡国のイージス』、ironさんの感想を読んでみたいです。