「タコがイカに勝てるわけねぇんだよ」
「だって足が二本少ないんだからよぉ」
はい、というわけで『いかレスラー』をDVDで視聴。
いやー、とにかくバカ映画(笑)。あわよくばA級を狙おうとするB級映画じゃなく、まさにB級ど真ん中を狙ったB級。
B級だからといって役者やスタッフがチカラを抜いたり、茶化したり、すかしたりすると見られたものじゃなくなりますが、この作品はみんな「おバカ」に真剣で、全力投球してるので「バッカでぇ〜!?」とゲラゲラ笑いながら最後まで見ちゃうんですよねぇ。
茶化すことや、すかすことが「笑い」だと勘違いしてる人たちにマッハシャコパンチ(笑)。
拗ねたプロレスファンなら作中の小ネタでゲラゲラ笑いながら見られるし、映画ファンならムダに豪華なゲストやスタッフ陣でニヤリと出来ると思うんですが、ストーリーも特にないし、エンディングは突拍子もないし、今や朝の子ども向け特撮でも出ないような着ぐるみがファイトと称してじゃれ合ってるだけなので、普通の人が見ても「何だ、コレ?」となると思います。というか、理解できる一部の人間の方が"おかしい"(笑)。
そんな"おかしい"人間以外には買うのも借りるのもお金を出す価値まったくゼロ。逆に"おかしい"人には必見の作品でした。
この作品を見てて大槻ケンヂ主演の『極道忍者ドス竜』を思い出したり。この作品もスゲーおバカなんですよねぇ(笑)。
キューティ鈴木と尾崎魔弓が体育のマットを引いただけのリングでプロレスを繰り広げる対決シーンになっちゃったりとか。
オーケンが自分で持ちながら着ぐるみに襲われてる演技をしたりとか、とにかくこれもバカ(笑)。
あと今日のトップ4コマの補足、タージンについて。
関西ローカル番組を中心に活躍するタレントさん。「ロケの神様」「レポートの帝王」と言われるほどの街頭ロケレポートのテクニックを持ち、この人が紹介した店はどんな店でも繁盛するという。もちろん素人相手のロケでも相手の良さをすべて引き出すという「風車の理論」の実践者。ロケ百戦錬磨の大阪のおばちゃんを"いじって""回す"ことが出来るのはタージンか桂小枝か。
テレビに出るときにはメガネをかけているが、そのメガネにはレンズが入っておらず、本人曰く
『目は口ほどにものを言う』!私はレポートしながらみなさんに、目でメッセージを伝えているんですよ!ですから、例えば、おうどん屋さんやラーメン屋さんで、メガネが湯気で曇ってしまったら大変!ですからわたくし、タレント生命を賭けてレンズを外しているんです!
という、魔眼の持ち主(笑)。
タージンにロケで勝てるタレントさんはいないというぐらいの関西お笑い界の英霊。(死んじゃいないけど)
このエピソードを知らないと今日の4コマは特に「?」だと思います。あえてそれをやるってのも考え物だけど。
タージンについて詳しくはこちらまで。
- タージン推進委員会