ジャイロより低め。

西武ライオンズのファンで、松坂大輔をエースだと認めてる人はどれくらいいるのだろう。
ケガで戦列を離れてるけれど、自分にとってライオンズのエースは西口なんだけど。


松坂が投げるときは自分にとっては捨てゲーム。勝てばもうけものだし、負ければ仕方ないかとあきらめがつく。
未来の大投手を育ててるのだと思えばゲームのひとつやふたつ……といいながらすでに五年目の選手だったのね。


なぜ自分が松坂をエースじゃないかというと一人で試合をしてるから。
勝つときは一人で相手選手を抑えて勝っちゃうし、負けるときはいつも感情的になって自滅する。このパターンを何年繰り返してきたことか。
スクール・ウォーズ』でも「試合は一人でしてるんじゃない。相手を信じ待つことが大切なんだ。」って滝沢の中学時代の恩師も言ってたよね。


松坂はまだ若いから、かわすピッチングじゃなく、とにかく速球を投げ込みチカラでねじ伏せる投球をしてるんだと思うんですよ。
でもそれってまったく野手不在の投球ですよね。
自分の認めるエースの条件は打者・走者との駆け引きが出来ること。つまり打たせて捕るピッチングが出来ること。
それにはピンチでも低めに球を集められることが条件。土壇場で外角低めにストレートを投げ込むことが出来れば一流のエース。


松坂の場合、高めの速球を決め球にしてるせいかあまり低めへの制球が良くない。だからピンチで低めに来ることはまずない。
さらに感情が高ぶりやすいので勝負を急いでしまい、そのせいで球離れが早くなってしまい、本人は低めに投げてるんだろうけど球は高めに浮くし、制球もままならずフォアボールを出す。
負けるときはいつもこのパターン。見飽きました。
だから松坂が投げてるときは安心して見てられない。
ピンチのときも剛速球。結果は球の行方に訊いてくれ!! だもん。そんな投球をしてる人間を自分はエースとは呼べない。


今回第二戦でKOされたのはライオンズにとって良かったと思います。
松坂は負けん気が強いから、今回のことを反省し、修正して次回登板してくれることでしょう。
ライオンズナインの守備を信用して投げればいいんです。困ったら剛速球じゃなく、低めにストレートでゴロを打たせればいいんです。
相手を信じ、待ち、許すことが大切なんです。
そういうピッチングを覚えたら誰も松坂をまず打てないだろうと思います。


この文章を読むときはBGMを麻倉未稀版『HERO』でお願いします(笑)。


話題を変えて最近読んだマンガ〜。