3×3×3=27

マンガ喫茶で新刊チェックなんかを。


『狂四郎2030』20巻(最終巻)
言われてるほど酷い終わり方だったかなぁ。ネット批評家気取りの人って粗探しや欠点を探すのが批評だと勘違いしてる人が多いので、ネット批評よりまず自分の目で確認。
作者の「二人が出会えばラブロマンスは終わり。ずるずる引き延ばしたくない。」という意見に賛成。
困難の果てに二人はささやかながら小さな幸せを手に入れたでいいじゃないですか。困難な道程を歩んできた二人だから、そのささやかで小さな幸せは何物にも代え難い大切なものになるのですから。
悪者は倒されました、めでたしめでたしだけがハッピーエンドじゃないですよ。


何かねー「自分が予想した結果」が出ないとブーブー言う人が多すぎると思いますよ。
誰もが予想できる結果をクリエイターが描くわけないんですから。
誰もが予想できない結果を描くのがクリエイターの仕事。


NARUTO−ナルト−』24巻
オロチ丸の手下、あっさりカタがついたのでちょっと拍子抜けかも。
ただそれは下忍でも忍術の相性次第では逆転できるということを提示してるわけで。
音を武器にする敵に対し、風を武器にするテマリをぶつけたりとか。
接近戦型、中距離型、長距離型とか、攻撃型、防御型、支援型とか、それぞれの忍術の特性で、Aでは勝てなかった相手もBなら楽勝で勝てる、もしくはCとDのコンビプレイで倒せるということがあり得るということでしょう。



本誌ではナルトとサスケの戦いに一区切りついたみたいで、この先の展開も楽しみなんですが、中忍試験のときみたいなチームプレーもまた見たいもんですね。


Dr.コトー診療所』15巻
この巻の話、去年足を切った自分にはツライなぁ。痛みを思い出しちゃった。
いや、痛くないんですよ。局所麻酔で痛みはないんですが、自分の目の前で肉を開かれて縫われたときのあのビジュアルショックというか。
その違和感を思い出しちゃいました。


『空手小公子小日向海流』17巻
「何でもあり」では立ち技は寝技に勝てないのか? 空手は総合格闘技では勝てないのか?
おそらく答えは「立ち技が勝つ時もあるし、寝技が勝つ時もある」だと思うのですが。
ルールによっても変わってくるし。
次巻から本戦が始まるので空手が総合格闘技でどう戦うか楽しみです。


他にもいくつか読んだんですが、それはまたの機会にでも。


今日はどこのブログもこの話題で持ちきりだと思うので、自分も感想なんぞを。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY』


SEEDのときは馬券を買ってたと思うのですよ。
はずれるかもしれないけど、もしかしたら当たるかもしれないって。
SEEDは最後まで馬券が当たることはなかったわけですが。


1話を見たら、DESTINYは馬券を買う気すら起きないですねぇ。
もう最初から馬の目が死んでるんですもん。


SEEDでサイクロプス使ったり、核使ったり、ジェネシス使ったり、強力な殺戮破壊兵器を使ってるわけじゃないですか。
さらに無敵のフリーダム・ガンダムジャスティス・ガンダムが登場してる。
フリーダムやジャスティスなんて自動ロックオン・全砲門開放で敵を殺すことなく殲滅できる。
そういう超兵器が登場してしまってるわけですよ。


DESTINYはそういう超兵器が存在する世界の数年後。
もうどうしようも描きようがないじゃないですか(笑)。
DESTINYは超兵器がスタートラインになっちゃってるわけです。
それじゃどうするのか?


その答えがコンバトラーV、いや合体ロボット(笑)。
笑うしかないですよ。
もう少し世界観を練り込んでから始めればよかったのに。


DESTINYの馬券を買う気はさらさらないですが、どういう走り方をするのかは気になるなぁ。
みんなでその迷走っぷりを笑おうじゃありませんか。