風になれ

ごきげんブランニュー」は、ごきブラガールズが出てからものすごく面白くなくなった。
なんというか、部室にいきなりキャバい女の子が闖入したときの気まずさ、というか。
テレビマン的には、視聴者はキャバい女の子がキャバキャバしてればOK、これで視聴率取れるぜ!!ってな感じなんだろうけど、
やっぱりわかっていないんだろうなぁ。


ごきげんブランニュー」の面白さは「究極超人R」の光画部の部室のような感じだ。
理不尽なセンパイがいる。まとめ役の部長がいる。個性的な部員がいて、いじられる後輩がいる。
紅一点は前に出過ぎることなく、それでいてちゃんと場面を締める。
こういう部室的な雰囲気が「ごきブラ」の魅力だったのになぁ。
ガールズの登場でパワーバランスが崩れてしまってる。


毎週見てたけど、今後もガールズが前に出るようなら視聴リストから外そう。
やっぱり「萌え」というか「キャバ」だけでは面白くもなんともないのです、はい。


今週の週刊ゴング鈴木みのるインタビューは良かった。
「俺が面白ければいいんだもん!」と言い切る鈴木みのるの姿勢は共感するし、憧れるなぁ。


「試合中に『あ、おもしれ〜!』とか、たとえば顔面にめがけてきたパンチをギリギリによけたときとか、すごくドキドキする。
 『あ、あぶね〜!』って。そういうのがたくさんあったりとか、技やられて『いてぇ〜』とか思いながら、『闘っているぜ!』って勝手に盛り上がってる自分がいたりとか」


自分も4コマを描いてるときに、素の自分なら思いもつかないセリフやネタが出てきたり、いつもは描かない絵を描けたりするとすごくドキドキする。
「お〜、自分ってこんなのも描けるんだ」って。
いつもは右から入るリストロックを左から入ってみたらすんなりと入れたときの発見みたいな感じ。
「えっ、こういう入り方もあったんだ」みたいな。
そういう新鮮なドキドキがあるから毎日おバカな4コマを描いていられるのかも。


あと、鈴木みのるが語るキャリアの話も面白かった。
これは新日本をはじめ、色々なプロレススタイルを経験してるからだろうなぁ。
ひとつのスタイルしか知らないと、ひとつのスタイルしかできない。
悪い意味ですべて同じスタイルになってしまう。
幅広いスタイルを経験することが大切で、何事も勉強だなぁとあらためて考え直したり。


描き散らしてる絵が似たり寄ったりでワンパターンなので、これは自分にも耳が痛い話です。
もっと他の絵も描いて勉強しなくちゃなぁ。