ノーカット無修正版はテレビでは流せません。

いやー、12日におこなわれた党首討論、面白かったですねぇ。
自分はニコニコ動画で生で見ましたが、元UWFインターの安生がグレイシー柔術の道場に乗り込んでフルボッコで返り討ちにあったビデオそのままで笑いました。
その党首討論の様子はこちらでノーカットで見られます。

http://allatanys.jp/S001/ex31000.html
こりゃ編集しないととてもとても地上波では流せませんよね、マスゴミ様(笑)。


んで、上の動画をごらんいただいた上で各社の新聞記事をご覧ください。
産経は記事が分散してるので代表的な記事を紹介します。

http://www.asahi.com/politics/update/0812/TKY200908120305.html

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090812-OYT1T00925.htm

http://mainichi.jp/select/today/news/20090813k0000m010077000c.html

  • 麻生、鳩山両氏、最初で最後の直接対決 鳩山氏、民・社・国3党連立を表明 (MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090812/elc0908122028023-n1.htm
さすが、文章の訓練をされたプロの記者様たち。
あの動画を見て、こんなにも鳩山氏賛美の記事が書けるとは、記者として新聞記事を書くんじゃなく、作家として小説を書いた方がいいんじゃないですか?(笑)
もちろんフィクション作品を。


もし自分が記者として記事を書いたならこうなるかな?

  • はきはきの麻生、どきどきの鳩山、解散後初の党首討論で鳩山氏KO (続ドクバリニッキにゅーす)

8月12日、衆議院解散後初の自民党麻生首相民主党鳩山代表による党首討論が「日本を作る国民会議」の主催でおこなわれた。
地上波ノーカット放送を望む自民党に対し、NHKをはじめとした全地上波局が「NO」。
編集による民主党支援が出来ないためである。
最終的にネット動画サイトである「ニコニコ動画」で生中継がおこなわれ、4万人以上の人間が討論を視聴した。
さらにこの動画は「あらたにす」でも公開され、マスゴミの恣意的な有害報道の実体が暴かれることとなった。


討論は両代表の演説から始まり、ついで麻生首相に対し鳩山氏が、鳩山氏に対し麻生首相が、質疑に対し回答をおこなう形式でおこなわれた。


代表演説ではまず麻生首相自民党マニフェストに乗っ取り、景気回復と国防を軸に、簡潔でわかりやすい演説をおこなった。
マスゴミではいっさい目にすることがない自民党マニフェストの力強さに驚いた方々も少なくないのではないだろうか。
与えられた持ち時間10分をフルに使い切り説明を終えたのは見事というしかない。


それに対し鳩山代表民主党マニフェストに乗っ取った演説はおこなわず、過去に野党としておこなってきたことをなぜか自己批判し出す始末。
政権を取ったあかつきには日本をどういう国にするのかのビジョンはさっぱり示せず、抽象的でわかりにくい演説となった。
愚痴のように語られた演説は持ち時間10分を超えそうになり、あたふたと演説を締めくくる姿が滑稽に映った。


そして演説内容に対する質疑、それに対する回答という形で討論がおこなわれた。


まずは麻生首相に対する鳩山氏の質問。
鳩山氏の質問は抽象的で意味がさっぱりわからず、麻生首相がしばしばその質問の趣旨を酌み取ってあげて回答する姿が目立った。
鳩山氏は「天下り」「消費税」で麻生首相を引っかけたかった様子で、「自民党マニフェストから天下り禁止を削除した」「消費税は上がるものとして解釈していいのか」という質問をしきりに投げかけた。
しかし麻生首相は「天下りはすでに禁止されている」「消費税がまずありきではなく、景気回復が念頭にある」と鳩山氏を一刀両断。
その後も未練たらしく「天下りが…」「官僚主導が…」「消費税が…」とモゴモゴとつぶやき続ける鳩山氏に対し、自民党マニフェストの真意をわかりやすく解説しぶつける麻生氏。
鳩山氏が攻めるラウンドではあったが、完全に麻生首相が攻めるラウンドとなった。


そして攻守を入れ替え、麻生首相が質問し、鳩山氏が答えるラウンド。
民主党マニフェストの問題点、財源問題に対し、わかりやすく金額を具体的に挙げながら質問する麻生首相
それに対し鳩山氏は「財源の無駄使いをなくせば財源は確保できる」と曖昧な返答。
麻生首相に財源の無駄使いを具体的に問われると「…ダムとか…」としか答えられず、ニコニコ動画の視聴者の失笑を誘った。


さらに麻生首相が「民主党は無駄使いをなくすと言っているが、それでは公務員のクビを切るのか、給料を減らすのか、どっちなんだ?」と強く質問。
これにも鳩山氏は民主党の支持母体である自治労のこともあり答えることが出来ず。
最後に日本の国防問題について麻生首相が鋭く切り込むと、鳩山氏は涙目でうろたえるばかり。
アフガニスタンや海賊対策への鳩山氏の不勉強を強く露呈する結果となり、このラウンドも麻生首相が攻めて攻めて攻めまくる結果となった。


全体を通し、鳩山氏は得意分野に持ち込みたかったようだが、その得意分野に持ち込む作戦が抽象的でうまく機能せず、さらに勉強不足もあり、麻生首相に圧倒される結果となった。
地上波放送では編集がおこなわれ、何もせずとも鳩山氏を力強いリーダーとして映してくれるという慢心が鳩山氏にはあったのではないか。
もしもこの討論がリングの上でおこなわれていたなら、おそらくセコンドから鳩山氏にタオルが投げ込まれていたことだろう。


勝ったのは麻生首相、負けたのは鳩山氏と、観衆にとって一目瞭然の結果になった一戦であった。
マスゴミがこの戦いをどう「鳩山氏の善戦」「鳩山氏が圧倒」と報じるのか、今から楽しみである。