土山しげる版『ヘタリア』
なんか『ヘタリア』ってのが流行ってるとか隣国と問題を起こしているとか話題になってるようでございまして。
で、今まで自分は『ヘタリア』って何なのか知らなかったので調べてみました。
『ヘタリア』って「ヘタれな国民性のイタリア」という、国を擬人化したマンガのことなんですね。
そうか、やっぱり土山しげる先生は正しかったのか。
というのも『喰いしん坊!』というマンガの中にこういう登場人物がいます。
喰輪杯(クイリンピック)イタリア代表選手、ブルーノ・カルパッチョ選手。
職業は作家で、大食いの自己ベストはピザ25枚という選手なのですが、彼がまさに『ヘタリア』な選手(笑)。
ドイツ代表のバルマー・ラインハルト選手と一回戦で戦ったのですが、その際の食材がバナナジュース。
制限時間30分のあいだにバナナジュースをどれほど完飲できるかの「大飲み勝負」。
「ジュースとなると飲み易いのでは?」「キャベツやトマトに比べたらずい分楽そうですな」と観客に言われているのですが、これが意外にやっかいで、ミルクで割ってあってもかなりドロドロしており、飲み込むのが困難な代物。
そこでカルパッチョ選手が取った手段がこれ。
バナナジュースを飲んだ分だけ水を入れていき、薄めて飲みやすくするという方法。
一見するとナイスアイディアに見えますが、よく考えてください。
この方法だと1.5キロぶんのジョッキ入りのバナナジュースを完飲するためには水も1.5キロぶん必要になります。
どう考えても自滅行為です。
他の選手からも一見で「これでドイツの勝ちは決まった」と言われる始末。
あげくの果てには
対戦相手のドイツのラインハルト選手から説教される始末(笑)。
最後は
と、ひとくちも飲み込めることなく勢いよくあっさりギブアップ!!
まさにヘタれ!!
何も考えてなさすぎだろ!! カルパッチョ!!(笑)
「ヘタれなイタリア」というと、どうしてもカルパッチョ選手が思い浮かんでしまうワタクシなのでした。