ハッスルマニア前、後

週刊ゴング主催のプロレス・インディー・オールスター戦『JUST NOW』、やっぱり週刊プロレスにはまったく載ってないのね。
載らないのはある意味仕方ないとは思うんだけど、地盤沈下しているプロレス界のことを考えればそういうしがらみで意地張っててもなぁ。
こういうとき業界団結しないのがプロレス界の悪いところだと自分は思うんですが。


11月3日、横浜アリーナでおこなわれる『ハッスルマニア』、狂言師和泉元彌の参戦で連日のようにワイドショーで取り上げられてますね。
もうこの時点でハッスルの狙いとしては成功してますよねぇ。
環状八号線の外理論。
環状八号線の中にいるマニアだけでなく、その外にいる一般層に対しどう話題を届け、興味を持ってもらい、会場に来てもらうか。
インディー・オールスター戦もいいんだけど、ハッスルと比べると環状八号線の外にはまったく届いてないんですよねぇ。
インディー・オールスター戦をこれからどう環状八号線の外に伝えていくか。
でないとオールスター戦がマニアの祭典、業界内だけの興味で終わってしまっては意味がないと思います。


で、和泉元彌
リング上の動きはかなりいいし顔の表情も作れてるので、さすが狂言師って感じ。
当日の試合もかなり期待できるんじゃないかな?


今度のハッスルマニア、プロレス誌・紙などではさかんに「試金石」「最大規模の実験の場」「プロレスの分岐点」と言われてますが、まさにその通りなんですよねぇ。
インリン様レイザーラモンHG和泉元彌の投入でハッスルマニアが成功してしまうと
「なんだ、プロレスラーじゃなくてもいいんだ」となっちゃうんですよね。
ファイティング・オペラはプロレスラーじゃなくても出来る、と。
むしろプロレスラーじゃない方が面白いとなっちゃう可能性もある。
そうなったときどう考えるか。


ハッスルマニア以降は「プロレスラーをどう使っていくか?」が課題になるんじゃないかなぁ。