楽しい選挙。

朝、コンビニに寄ったら産経新聞のこの話題が一面で目に付いたので取り上げてみます。

  • 組織票からネット票 無党派層照準、法律拡大解釈

http://www.sankei.co.jp/news/morning/02iti002.htm


自分は選挙でのネット利用はどんどん進めた方がいいんじゃないかなぁと思います。
特にブログだと候補者が日頃どういうことを考えているか、どういう活動をしているかがよくわかるし。
候補者がホームページを持ってると落ち着いて政策を読み比べることが出来るので「知名度」や「縁故関係」じゃなく純粋な「政策」で候補者を選ぶことも出来ますよね。
わからないことはどんどんメールで候補者に質問すればいいんだし。
無党派層にとっても「政策」で一票を投じられる方が面白いんじゃないかなぁ。
自分の一票でこの国がどうなっていくかの手応えも感じられるし。


自分は今回の衆議院選挙は「ネット選挙」として注目してます。
で、「ネット選挙」と考えるとブログ開設者も色々考えなくてはいけないこともあるんじゃないかなぁと思います。
時野谷浩・東海大教授は投票行動に影響ないと書いてますが、自分は決してそうじゃないと思うのですね。
例えば有名人が己のブログで政治的立場を明らかにすれば、確実に投票行動に影響が出るでしょう。
有名アイドルが「○○さんを応援してます」とか「○○党の政策を支持します」とか書いちゃったりしたら自分は影響が出ると思います。
しかし、そうすることで別の問題も出てくるでしょう。


別に己の政治的立場をネット上で明らかにするのは構わないと思うのですが、選挙期間中にインターネットのブログという公の場所で、己の政治的立場を明らかにすることで発生することがあります。それについてブログ開設者は多少なりともアタマの片隅に入れておかねばいけないと思うのです。
それは公職選挙法です。


いま公職選挙法を読んでましたが、公職選挙法って違反事項や罰則がものすごく多いのですよ。
だから政治的立場を明らかにした文章を書く場合、選挙期間中はその表現方法に気を付けないと「アウト」になっちゃう可能性があります。


公職選挙法の罰則適用は名誉毀損著作権法違反のような親告罪ではないので御注意。

http://www.houko.com/00/01/S25/100.HTM


この辺もルールを知っていないと書けないという意味で、やっぱりブログとクルマは似てるなぁと思ったり。


<PS>
ブログと公職選挙法の関係について色々考察してる日記が多数あって参考になります。
今回の選挙、ブログにとって「どこまで書けるか?」が試される選挙でもありますね。
さて、公職選挙法違反に問われるブログが出てくるかどうか、お楽しみ(笑)。