続々ラーメンに酢。

もうちょっと「ラーメンに酢」の話の続き。
「かん水」の解説はironさんにお任せ(笑)するとして、もうちょっと自分の仮説に付け足し。


「かん水」とは「炭酸カリウム・炭酸ナトリウムの混合物、又はこれに燐酸塩を加えた物」と現在では厳密に規定されてるんですが、それ以前、昭和32年に食品衛生法が改定される前までは「かん水」の代用品として苛性ソーダなどが使われることがあったみたいです。

  • 麺の秘密

http://www.seimen.co.jp/wonderland/himitsu/men/kansui.html

http://www.raumen.co.jp/home/study_raumen_kitakata.htm

  • 麺関連のウンチク

http://raumenzuki.hp.infoseek.co.jp/men.htm


苛性ソーダってのはもろに「石鹸」の原料です。
この苛性ソーダは劇薬で、肌についたときには酢で中和するということが記載されてます。


…酢で中和…。


昔、「かん水」が厳密に規定されておらず、天然「かん水」や苛性ソーダが使用されてた頃に、誰かが酢を入れることを思いついたんじゃないでしょうか。
それが色々なカタチで伝わったんじゃないかなぁ。
この辺、ラーメンマニアの人にとっては調べる価値があると思うのですがいかがでしょう。


ちなみに苛性ソーダは石鹸の原料で、石鹸で髪を洗うとごわごわしたりべしゃべしゃしたりするんですが、酢(やクエン酸)をトリートメントに使うとつややかな髪になるそうです。
シャンプーじゃなく石鹸を使う天然素材愛好家の間では広く知られてるトリートメント方法ですね。


あと、自分は何でもかんでもラーメンに酢を入れてるわけではないですよ(笑)。