実売ゼロ、発行部数100万、押し紙新聞へのチャレンジ。

たぶんこれは自分が書かなければいけない話題だろうと思うので取り急ぎ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100507-00000038-zdn_n-sci

  • 毎日新聞社が若者向け新聞「MAINICHI RT」創刊、つぶやきも転載 (INTERNET Watch

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100507_365808.html

http://mainichi.jp/info/archive/news/2010/20100507org00m040033000c.html


毎日新聞から引用しますが、この記事のポイントはここね。

毎日新聞の総合ニュースサイト「毎日jp」(http://mainichi.jp/ )のアクセスランキングからニュースを選んだうえで、関連情報、解説記事などを加え再構成して掲載。「読者がニュースだと感じたニュース」を最優先で報じます。

えっと?
あれ?
毎日新聞って、新聞紙としての自我崩壊をおこしてませんか?


「新聞はネットで読む時代だ」っていう論調に対し、「紙の紙面ならどの記事が大切か、見出しや記事の大きさでわかる!! だから新聞は紙でなきゃいけないんだっ!!」って吼えてませんでしたっけ?
(毎日じゃなかったかもしれないけど、たいていの新聞社がこういう紙重視の意見を言ってましたし、NIEでも紙じゃなきゃだめなんだって教えてますよね?)
それなのにネットでのアクセスランキングをもとに紙面を作り直すって…、じゃあ、新聞が紙である意味は?


もし、取るに足らない記事が紙の一面だったときに、北朝鮮関係や民主党の不祥事の記事がネットではアクセストップだったとしたら?
アクセストップの記事がちゃんと大きく扱われるっていう信用は? 担保は?
そういう逆転現象が発生したとき、逆に紙面の記事の信用性がどん底まで失墜するかもしれないっていう可能性は考えたのでしょうか?
何よりも今まで「紙でなきゃダメだ!!」と言ってきた根拠を自分自身で否定してるんですけど、それに気付いているのでしょうか?


たぶん、オイラはこのRTは毎日新聞のあらたな生き残りへの賭けだと思います。


実売部数ゼロ、発行部数100万、すべて押し紙の「配られないがなぜか売り上げになる新聞」への(笑)。


だいたい、『毎日.jp』自身にアクセスランキングがあるんですよね。

  • 毎日.jp アクセスランキング (毎日.jp)

http://mainichi.jp/ranking/
それを紙にし直して発行するって、よっぽど毎日新聞は金がありあまってるんだなぁー(棒読み)。