お父さんのバックドロップ

今日のDVD。

超絶ショタ映画（笑）
いや、息子役の神木隆之介君がすごくかわうい〜のですよ、マジで。金本哲夫君もかわいくてねぇ〜、何か変なものに目覚めそう（笑）。
神木隆之介君のファンなら必見。

大日本プロレスが協力してるので、出演してる選手を見るのも面白くて。デスマッチ王伊藤竜二の出演シーン、短かったけど何かお得感が。
他にも関本やアブドーラ小林とか出てるのでインディファンならニヤニヤして見られます。

主演の宇梶剛士がその辺のプロレスラーよりゴツイ身体してるのが凄くてねぇ。本物のプロレスラーみたいな体格。
最後の異種格闘技戦でボロボロにされるシーンでものすごく感情移入しちゃうんですよ。オールドファンには懐かしい猪木VSウィリーとかVSモンスターマンとか思い出して。
耐えに耐えて最後にバックドロップ一閃!!　その瞬間一緒に３カウントコールしちゃいました。それぐらい熱い異種格闘技戦シーン。

父親と子どものすれ違いというか、微妙な距離感を描いてるこの作品。よくよく考えればバカなんですよね。
親子のすれ違いを解消するために異種格闘技戦に挑む父。
でも異種格闘技戦に勝とうが負けようが本当はすれ違いの解消になんかならないんですよね。
しかし勝つことがすれ違いの解消に繋がるんだと信じてリングに上がる父親。
すげーバカなんですよ。
でもそのすげーバカさに泣けるんです。

父親ってのは子どもの友達じゃない。子どもにすり寄る必要はまったくない。
子どもに生き方を背中で語るのが父親なんだ、と。
日頃会社や家でダメな姿を晒していても、やるときはやる。それが父親なんだ、と。

世の中にたくさんいると思うんですよ。
会社や家ではダメな姿を晒し、フレンドリーに子どもに接している父親たち。
しかしいつか「やるときはやる」日が来ることを心待ちにしてる父親たち。
でも本当に「やるときはやる」日は来るんでしょうか？
その日が来ないまま、子どもに舐められきった父親たち。

そういう父親たちに是非この作品を観て欲しい。
本当にあなたたちはやるときはやれるのか？　とこの作品は突き付けてきます。

父親ってのは何だろう？
是非ともお父さんたちに見て欲しい一本です。