切りつけの男児「相談できず」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040707-00000416-jij-soci


イジメられっ子の逆襲が始まったということでしょうか。
大人に言っても解決してくれない。それなら自分でやるしかない。
何か子どもの間のコミュニケーション形成がキチンと出来てないのが原因のような気がします。


自分らの世代ぐらいは歳もバラバラな子どもで遊ぶことが多かったです。
年長の子どもが年下の子どもを指導していく感じ。
昔でいう「講」とか「青年団」みたいなものですね。
そういうのが今はないから、どうしても同年代同士の狭い人間関係しか築けない。
そうすると今回の事件の元になった「悪口を言われたり」「靴を隠されたりする」という場合の対処スキルが形成できない。


長崎の事件のときも書いたけれど、人間関係が壊れてるのが今の子どものひずみを起こしてる原因だと思うんだけど。
だいたい「講」も「青年団」も、歳が違う子どもの集団が機能するためには
「年上を敬う」とか「年上はエライ」といった、家父長制が根底にないと機能しない。
この家父長制を否定してしまった現在では年上の言うことをきかそうにもきかせられない。
家父長制に代わるモラルを形成しないと日本は本当にとんでもないことになります、というか、もうなってます。