競輪ファンを増やすには?

 今日はこんな記事を見たので競輪のことを書こうかと。

www.nikkansports.com

 以前も紹介したけど、競輪って売り上げが少しずつ良くなってるのですよ。原因は夜11時ぐらいにレースが終わるミッドナイトレースの開催増とインターネットでの車券購入。それを契機に大胆なファン獲得の道を模索してみよう!! っていう提言なのですがなんかフワッとしてるなぁと。

 「ファン獲得」って言ってもいくつかあると思うんですよ。自分は3つあると思います。「車券を買う人を増やす」、「競輪に興味を持ってもらう」、「会場に来てもらう」の3つかな。

 「車券を買う人を増やす」のは一番簡単で、インターネット、スマホでの車券を買いやすくしてミッドナイトレースを増やせばいい。ただ、これは既存のファンの購入機会を広げてるだけで新規のファンは増えてないですよね。ということは「車券を買う人を増やす=ファン獲得」ではないです。それであればまずやらないといけないのは「競輪に興味を持ってもらう」人をあらたに作り出すことじゃないかと。

 「競輪に興味を持ってもらう」、これを一番やらなきゃいけないのにこれが一番絶望的だという。賞金王どころかトップクラスの選手の知名度もまったくないですよね。2018年度には男性で4名が賞金1億以上(2名が2億以上!!)を稼いでいるのに。

 さらに競輪はKEIRINとしてオリンピック競技にもなっているので今は外国人選手が多数参加しています。そのことも知らないのでは? 自分は今年知りました。

 競艇はスカパー! の日本レジャーチャンネル(JLC)が中心となっていろいろな情報の発信をしていて、とくにYouTubeにちからを入れており、今や人気の動画が多数あり、若者の新規参入の入り口となっています。(競艇は若者が増えてます) それであれば競輪ももっとネットでの情報発信をすればいいのにと思います。オフィシャルサイトとは別に選手の紹介とか各会場であったこととか、変な出来事とかを発信すれば何がバズる時代かわからないのでやってみる価値はあるんじゃないかな。

 「会場に来てもらう」はどうしようもないと思います。おそらく数年後には無観衆で開催されて、インターネットで車券を買う状況になると思うので。それでも提言をするなら自分はバンクの外周の柵をなくしてみればいいんじゃないかと思います。昔、観客がまだ血気盛んだったころ、バンクへの物の投げ入れを防ぐために設けられた高い柵があるせいで選手の迫力ある鍔迫り合いが間近で見られないのですよ。これが非常にもったいない。いわき平競輪場の空中バンクで間近で選手の鍔迫り合いを見たときは「すげぇ!!」って感動したもんなぁ。今やその血気盛んな世代もおじいちゃんになり、物の投げ入れの心配もないからどこかの場(じょう)で柵の撤去をやってみてはいかがでしょうか。あるいは柵を低くするか。インスタ映えする選手の写真や場(じょう)の写真を撮れるので、そういう層も取り込めると思います。

 競輪ファンを増やすには「競輪ってこんなに面白いんですよ~!!」と情報発信する人たちがたくさんいることも必要なので、ギャンブル飯という側面から競輪も応援していけたらいいなぁと思っております。