競輪の楽しみ方。

 公営ギャンブルには競艇、競輪、競馬、オートレースがあるのですが、今日は競輪の自分なりの楽しみ方を書こうかと。競輪に行ってみたいけど、どうやって楽しめばいいのかわからないっていう人のご参考になれば。

 

・どこが開場してるか調べる。

 基本中の基本ですね。公益財団法人JKAが作成してるKEIRIN.JPをごらんいただくといいかと。

keirin.jp

 このサイトから各競輪場のサイトを見てアクセスや名物を調べておくといいかも。ただ、開場時間を書いていないサイトが多いので、だいたいどこも開場は10時ぐらいと覚えておくといいです。(ナイター、ミッドナイトは別) ちなみに雨でも開催します。(荒天だと中止することも)

 

・車窓を楽しむ。

 競輪場でお酒を楽しむのなら公的交通機関を使いましょう。せっかく知らない路線に乗るのだから下向いてスマホ見てるんじゃなく前を向いて車窓を見ましょう。旅気分が盛り上がります。

 

・駅から競輪場までどう行くか?

 どこの競輪場も最寄の駅から無料のシャトルバスがだいたい出てますが、歩ける距離なら歩いてみたっていいかも。知らない町を歩くことでやっぱり旅気分が盛り上がります。

 

・入場料は無料から100円まで。

 本場開催(その競輪場で競技を開催する)のときは入場料を取ります。駅の改札みたいなところに硬貨を直接投入します。出るときに再入場するなら再入場のチケットをくれます。

 

・発走表を取る。

 入場したら発走表を取ります。これはどのレースで誰が走りますよ、こんなコンディションでこれまでの成績はこうですよ、と書かれた紙。予想紙ではありません。初心者のうちは読めなくて当たり前。同郷だからこいつの車券を買うかとか、名前が同じだから買うかとか、その程度がわかれば十分です。ただ、その日、他の場所でおこなわれるレースの発走表も置いてあるので取り間違えないようにご注意。

 

・発走時刻を確認する。

 車券を買える締切時刻や実際にレースが始まる時間を確認。

 

・場内を一周する。

 券売所や売店、レストラン、フードコート、トイレがどこにあるか偵察。そのときギャンブル飯を堪能するために店頭のメニューやおすすめ料理の表示を見て、その店がどの料理が得意なのか傾向を掴んでおくこと。無料の飲み物をどこで提供してるかも確認しましょう。だいたいどこのギャンブル場にも無料の飲み物提供があります。

 

・車券を買う。

 車券を買うときマークカードに記入するのですが、この書き方は場内に展示していないので下のサイトで予習してから競輪場に行くか、場内の初心者コーナーに行って書き方を教わってください。

keirin.jp

 で、なぜ予習したり書き方を教えてもらえと言うのかというと、投票の締切がちかくなってくると発券機が混みだすのでマークカードの記入をミスすると、並んでる人から「早くしろ!!」とか言われる可能性があるので。お互いいやな目にはあいたくないですよね。

 マークカードに「連単」と「連複」がありますが、「連単」は着順通りに当てること。1着に1番、2着に2番なら1-2と当てます。「連複」はこれが1-2でも2-1でも当たりです。この違いだけ覚えておけばいいです。

 

予想屋から予想を買ってみる。

 ビギナーだけどやっぱり当てたい!! っていう人は予想屋から予想を買ってみてはいかがでしょうか。場内で台に乗ってダミ声あげて予想を言ってるのが予想屋さん。どこの会場にもいます。100円で小さい紙に番号を記した予想を売ってくれます。ただ、この予想屋さん、本命狙いの人もいれば穴狙いの人もいるので注意。「俺が外したわけじゃない、あのおっさんが外したんだ!!」と心の安定に保険をかけることが出来ます。

 

・オッズを見てみる。

 レースの投票が始まってしばらくすると場内のテレビにオッズ(賭け率)が出ます。これは投票が進むごとに変わります。なのでどの買い方が本命で、どの買い方が穴なのかわかってきます。ビギナーだけどどうしても当てたい!! って人はオッズを見て倍率が低い本命を買ってみてはいかがでしょうか? 自分はオッズを見ると穴が取れなくなるので出走まで絶対に見ませんが。

 

・ギャンブル飯を楽しむ。

 車券を買ったらギャンブル飯タイム。いや、いつでもいいんですけどね。

 前もって調べておいたものを食べるもよし。偵察で気になったものを食べるもよし。ただ、食堂方式のお店だと昼過ぎから常連客で混むので早めに食べておいたほうがいいかも。おすすめはスタンドに持っていけるテイクアウトが出来るお店かな。

 

・場内のあちこちに行ってみる。

 いろいろなスタンドで座ってみるとか、普段人がいかなそうなところに行ってみるとか、結構発見があったりするのでおすすめ。

 

・レースを楽しむ。

 車券を買うとレースの楽しみ方が俄然変わります。ちから入ります。競輪は最初ペースメーカーとなる先頭員(前走者)のうしろを全車が並んで走っていくので初見だと「?」になると思います。残り1周半で打鐘(ジャン)が鳴らされると選手が一気に加速してレースらしくなります。残り半周でホームストレッチラインに差し掛かる第4コーナーで選手同士がガツガツぶつかりあいますからそれが見られる4コーナー付近がおすすめの観戦スポット。迫力があります。ゴール付近は意外と面白くないです。

 

・選手をねぎらう。

 車券が当たったら「○○(選手の名前)、取れたぞ!! ありがとう!!」とか声援をかけてみるのも楽しいです。他のギャンブルと違って競輪は選手の耳に届きやすいので声援をかける張り合いがありますよ。もちろん野次もね。

 

…とまぁ、自分が競輪に行ったときにやってることを書いてみましたが参考になりましたでしょうか。競輪は建物マニアや鉄オタと親和性があると思います。特殊な建築物が多いから建築マニアには見ごたえがありますし、競輪場のためだけに駅があったりしますから鉄オタはにんまりでしょう。自分だけの楽しみかたを見つけに競輪にこられてはいかがでしょうか。