納車1ヶ月目。

というわけで納車1ヶ月でロングドライブも経験した今、アクセラ・スポーツ22XDの感想を。


・トルクフルは乗りやすい。
友人のTAKEに高速道路、街中と運転してもらいましたが、感想は「ディーゼルエンジンに対する考え方が変わった」と。
追い越し、追い抜きも楽々だし、登り坂はガソリンエンジンだとぶん回さないと走らないけど、ディーゼルエンジンだと余力を持って走ってるのでストレスが無いとのこと。
おそらく1.5Lディーゼルだと、そうは思わなかったんじゃないかなぁ。
「ミニバンは欠陥車」、「ミニバンこそディーゼル」という自分の意見に納得していただけました。


・ワインディングも楽しい。
ガソリンエンジンみたいにヒール&トゥーで回転数を維持する必要がないから、カーブ手前でアクセルを離して減速、カーブ抜けたらアクセルを踏めばモリモリ加速するから初心者でもワインディングを楽しめます。
おそらくワインディングで22XDについてこれる車は限られるんじゃないかな?
TAKEも「22XDを土屋圭一が褒めてる」「コースをかなり早いタイムで走る」って言ってて、乗って納得してたから。


・800kmぐらいなら無給油余裕。
今回、一度の給油で走った距離は700kmぐらいだったけど、燃料計に余裕があったから800kmなら行けるんじゃないかな?
おそらく80km/h〜100km/hの燃費が一番いい速度で走ってたら21km/Lぐらい出るから900kmも可能だと思います。
夏休みなどのSAやPAのガソリンスタンドが混雑するときには無給油で走れるのはとてもありがたいです。


・長距離運転楽々のシート。
旅行中、自分がひとりで走ってるのを見て、TAKEは「気を使って運転交代しないのかな?」って思ってたそうですが、運転させたら納得。「これは楽だわ」とのこと。
シートをベストの位置に合わせれば乗車姿勢もぴたりと決まって疲れ知らず。さすが教習車で使われているだけあります。
自分も700kmを一気に走ったあと、インプレッサみたいに身体にガタがくるかな? と思ってたらまったく出ず。そのまま買い物に行ったぐらい。
ただ、夫婦や家族でアクセラを共有する場合、シートのメモリー機能がある10wayパワーシートモデルを買ったほうがいいです。
(自分のはついてないので一度交代するとまたベストの位置に戻すのに時間がかかるので)


タブレットはUSBからの充電が出来ない。
アクセラにはアームレストの中にUSB端子が2基あり、それで音楽を聴いたり充電したり出来るのですが、電流の値が小さいのかタブレット端末だと充電できないことがあります。
高電流で充電するUSB3.0スマホだと低速充電になってしまいます。
そうするとシガーソケットタブレットも充電出来るUSB充電用の機器を指して使うことになるのでなんだかなぁと。
マツダさん、小さいところですが次モデルからの改良をお願いします。


・助手席が一番快適なシート。
今回TAKEに運転してもらったので助手席と後部座席の乗り心地も確認。
助手席は足元が広くて余裕があり、ダッシュボードの角度も快適に感じる角度に調整されてるのでとても快適。
乗ると「自分が運転しなくていいってのはこんなに快適なのか」と感じてしまいました。
シートも適度に硬めでホールド感があるので助手席に乗ってても疲れないです。


・後部座席はエマージェンシーシート。
助手席を「4人乗りのときの常識的な位置」まで前に出して、後部座席に乗車。
そのときは身長180cmの自分で前席と膝の間がこぶし1個分。天井は1個半ぐらいかな。
なぜエマージェンシーシートだと書いたかというと、前方視界がほぼ無く、切れ上がったサイドガラスは視界も悪く、ほぼ閉じ込められた状態になるから。
さらにボディが後部に向けて絞り込まれた形になってるので天井が頭部に向けて圧迫感があります。
なので4人乗りのときは後部座席の人のために定期的な休息が必要で、ストレスを感じないように配慮する必要があります。
もし、4人乗りを前提でアクセラを買うのなら、後部座席のUVカットシート(スモーク)は貼らないほうがいいです。


・MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)はやっぱり超快適。
今回、八戸まで常盤道〜仙台北部道路東北道経由で行ったのですが、ほとんどMRCCで走ってました。
常盤道の、停止するほどではないけどダラダラとした渋滞や、東北道の流れてるけどそんなに速度が出てない走行車線を走るとき、とても便利。
これも疲れ知らずの原因のひとつだと思います。


アクセラに乗ったTAKEは最初はMRCCを気持ち悪いって行ってましたが、最後のほうではかなり慣れて使いこなしていました。
22XDのMRCCのときの加速、減速がリニアなので、手元の速度調整ボタンをアクセルみたいにして使ってたり。
自分はそんな使い方があるのかと感心してました。


あとMRCCを使っていて気付いたのは渋滞の原因になる登り坂やサグ部、トンネルの入口なんかはやっぱりみんな速度が落ちてるんだなぁということ。
そんなに登りだと思わない、感じないところで10km以上、ぱたんとスピードが落ちてる。たぶん、ほとんどの人が速度が落ちてるとは感じてないんだろうなぁ。
ということは各メーカーがレーダー・クルーズ・コントロールを標準化すれば渋滞は発生しなくなるんじゃないかと。
MRCCで100kmにあわせたアクセラはどんな道路でも100kmで走っちゃうので。
登り坂になった途端アクセラは100kmで走ってるのに、後続のクルマがどんどん引き離されていくのを見てると標準化して欲しいなぁ。


・TAKEのその他の感想。
「走らせて楽しいクルマ」
「余力ありすぎ」
「小物入れが少ない」
マツダ・コネクトにスマホの画面が映るようにして欲しい」
マツダ・コネクトで動画配信のサービスをおこなって欲しい」←ずっと助手席だったから
「ブレーキはBoltの言うとおりクセがある」
「(オートライト設定時に)ライトをつけるクセが出てしまう」
「(MRCCやオートライトで)人間のすることがない」
「気付くととんでもない速度が出てるので『このクルマは危険だ』という自覚を持たないとダメ」


・長距離を走り、納車1ヶ月目を迎えた自分の感想。
まず、1ヶ月で5,000kmも走っちゃうのはどうなのよ、と。
夏休みの旅行で長距離を走る機会が多かったとはいえ。
もうちょっと無駄な走りを減らさないとなぁ、とは思うものの「走らせて楽しいクルマ」だからなぁ。


あと、CD&DVDプレイヤーがついてくるのはマツダ・コネクト対策じゃなかろうかと。
マツダ・コネクト、もちろん走行中には操作することが出来ません。
そうするとマツダ・コネクトの一番のメリット、操作のしやすさというメリットが死んじゃうわけで。
だからCD&DVDプレイヤーをつけることで「やっぱり走行中にCD聞きたいですよね? DVD見たいですよね? じゃあTVキットつけましょう!!」と。
TVキットっていうのは走行中にナビの操作をしたりワンセグを見られるようにしたりするキットのこと。
このTVキット、表向きはディーラーではつけてくれず、外注でつけるようになってるんだけど、マツダのディーラーでどうどうと見積もりに「TVキット」って書いてあるからなぁ。
これのおかげで走行中でもマツダ・コネクトが使えるようになりとても便利。
……という夢を見ました。夢ですよ、夢。


夏休みのあいだに『ゆるキャン△』のアニメを一気見したのでキャンプの道具を揃えて、今度はゆっくりドライブをしてみようかなぁ。