中国人からベトナム人へ。

最近シリアの難民受け入れについて日本も受け入れるべきかどうかというのが話題になってますね。
特に朝日新聞は「難民を受け入れるべきだ」という世論に持っていこうとしてますが。
・「シリア難民受け入れ表明を」NPOなど安倍首相に要請 (朝日新聞 9月28日)
http://www.asahi.com/articles/ASH9X5R1XH9XUHBI018.html


難民を受け入れるかどうか、移民を受け入れるかどうかは色々な考え方があると思いますが、自分は朝日新聞がなぜ難民受け入れに世論を持っていこうとしてるかというと配達員の不足があるからじゃないかなぁと。


少し前は新聞配達といえば中国人留学生でしたが中国が経済発展し、日本に来るような中国人は富裕化してきつい労働をあまりやらなくなりました。
観光で訪れる中国人旅行客のためにコンビニやホテルや家電量販店などの接客業での中国語の需要が高まってるのでそっちに中国人留学生を奪われてます。
新聞配達所での中国人留学生の待遇はめちゃくちゃ悪いし給料も安いし、でも販売所はそれ以上の待遇にしたり給料を出せないし。
中国人留学生にとってはコンビニやホテルや家電量販店で働いたほうが新聞配達よりも待遇がいいし稼げるし。
そりゃ新聞配達に中国人留学生を集められないよなぁと。


で、いまどうなってるかというと配達員は中国人からベトナム人に変わってるそうです。特に朝日新聞
以下その記事。
・日本の新聞配達を支えるベトナム人奨学生(株式会社大光通信社)
http://www.daikowork.com/top/column0002.html
・「人手不足」と外国人(6)新聞は絶対書かない「留学生」の「違法新聞配達」(新潮社 Foresight)
http://www.fsight.jp/32451
・日本で働き、学ぶベトナム人留学生(HOTMAN!)
http://www.hotnam.com/news/120702033829.html



記事を読むとわかりますが、こんな劣悪な環境と給料でもベトナムでの稼ぎよりはいいのだとか。


でも、今や「世界の工場」と言われた中国も労務費が高騰し、労働環境の改善が叫ばれるなかで「世界の工場」の役割は他のアジア地域に移ろうとしています。
特にベトナムカンボジアミャンマーなどへ。
そしてその地域が中国のように経済発展したらわざわざ日本に新聞配達をしに来てくれるでしょうか? 来ないですよね。
じゃあ難民・移民を入れてでも…ってところが朝日新聞の狙いなんじゃないかなぁと考えるのは陰謀論すぎでしょうか?


でもさ、これって朝日新聞が労働者を馬鹿にしてる話で、普通に配達員の募集をかければ普通に応募してくれるような待遇と給料にすればいいだけなんですよね。
朝日新聞は待遇や給料の問題は販売所の責任だと言うでしょうけど、販売所を押し紙で徹底的に痛めつけ、タダでも取ってくれないような馬鹿な記事を書き続け、捏造や偽造で新聞の信用を落とし続けてれば販売所は疲弊してそれも出来ないんですけども。


難民や移民の受け入れに「じゃあ朝日新聞が受け入れろよ?」って反論は朝日新聞にとっては「喜んで!!」だと思いますよ。
なにしろ配達員が工面出来なくて困っている販売所は星の数ほどありますから。