私が日記を続けられる理由。

まだパソコンは故障中です。というかいろいろ出費がかさんだのでパソコンが買えるか怪しいところ。iPad proも欲しいし。


ここは日記なので日々のことを書けばいいのですが、『駄文にゅうす』さんのところの「なぜブログを書くのか」というエントリーを見ていてちょっと自分も書いてみようかと。
・『駄文にゅうす』さん 9月29日
http://ariel.s8.xrea.com/#20150929


自分が日記というかブログを書き始めたのはなんというか「そういうものだったから」みたいな感じかなぁ。
20世紀、90年代後半のホームページでは日記というのがひとつのコンテンツとしてあったから、と。
ホームページを作ったらホームページには「自分が公開したいコンテンツ(イラストや小説、考察など)」「伝言板」「日記」「リンク集」がセットになっていて、それらを置くのが普通だった、と。
自サイト『毒針殺法』以前のサイト、『nijino World order』は1998年開設ですがそこには日記がコンテンツとしてあり、ちょこちょこと日記を書いてました。
パソコンが壊れたのでログは回収できませんが、日々のことを写真付きでちょこちょこと書いてたようです。
(それの写真がイラストとなり、4コママンガになったようです)
なので「ホームページ=自己アピールの場=日記」であり、ホームページには日記があるのが当たり前な感じで、他のホームページでも「日記が面白い」と人気を集めてるところもありました。


それが21世紀になって「日記」がいつのまにか「ブログ」と呼ばれるようになり、メモライズライブドアブログに吸収されたり、色々な会社のブログサービスが花盛りになり、個人でホームページを作るのが衰退したり。
そしてSNSTwitterFaceBookなどでブログサービスも斜陽になったり。


そういう「個人ホームページ作成」の時代から生きてきた人間からすると「日記」は「自己紹介」みたいなもんなんですね。
「私はこんな人間ですよ」と知ってもらうために書くモノ。
この日記も「『毒針殺法』で4コマを描いてるボルトという人間はこんなことを考えてますよ」と自己紹介で書いてるようなもんだし。


で、「個人ホームページ作成」の時代から生きてきた人間として実はいまだにブログの定義がわからなかったり。
ブログって何? と。
Googleで「ブログ 定義」で検索するとこんなことが書いてます。

ウェブサイトの一種。ホームページが簡単に作れるシステムで、日記公開や他からの意見の交流に使う。

結局、ブログは自分の考えやなんかをアピールする場であり、機能はホームページであると。
今や作品をブログで発表してる人がほとんどだし。
そう考えればブログが発展して個人ホームページが減ったのも納得です。


ブログがホームページであるならば「自分はこんなことを主張したい! 言いたい!」という人じゃなきゃ続かないんじゃないかなぁ。
この日記で昔にも書いたけど(過去ログを発掘するのが面倒くさい)、何かを発信する情熱がある人じゃなきゃ続かないと思う。
そしてその情熱が「誰にも自分の声は届かない(アクセスがない)」ことにへし折れない人。


そこまでの情熱は無いけど何か情報を発信したいって人がTwitterに流れてるように思います。
Twitterの繋がりはゆるいけども何気ない自分のさえずりが誰かにひっかかることもあるわけで、ブログのように熱烈に発信しなくても誰かに掬ってもらえるならTwitterでいいかと。
少なくともフォロワーさんは見てくれてるわけだし、と。


世の中にはそんなに「自分はこんなことを主張したい! 言いたい!」という人がいるわけじゃないし、情熱を持ってブログを継続出来る人のほうが少ないんじゃないかなぁと思います。


じゃあ、なぜ自分はこのブログ(?)いや日記を継続出来てるか? そんなにお前に情熱があるのか? と。
この日記を読んでくれてる人がいる、その期待に応えたいというのももちろんありますが、やっぱりここは日記だから。
日々のことを書き綴っていくものだから。
(日々のことを書いてないけど)


この日記、2004年の6月10日の日記が一番最初に書かれた日記。
ということはもう11年以上続いてるわけです。
日記とはいえ時事ネタが多いので、読み返すと当時の世の中の動きや自分の考えてたことがわかって…、これはタイムマシーンだな、と。
過去記事を読んでると11年前へのタイムスリップですよ。


というわけで10年後の自分がどんな考えでここを読み返すと考えると面白いので、とりあえず継続出来るところまでは継続したいなぁと思っております。


<PS>
4コマのほうも17年描いてて、しかも時事ネタが多いので読み返すと面白かったりします。
外付けHDDにデータを残してたのでパソコンが壊れても大丈夫だったし。
ただ、4コマも日記も過去のものを読み返すと絵や文章の稚拙さに死にたくなりますが(笑)。