iPad2の本棚

今日はこの話題かなぁ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000525-san-ent
電子書籍元年と位置づけられた昨年2011年、見事にというか、予想通りにすっころんでくれて大笑い。
なぜ電子書籍がなかなか浮上しないかに関しては「2ちゃんねる」のスレに的確な意見が書かれてるので、メーカーや出版社の電子書籍担当者は読めばいいんじゃないかな?
「そんなのわかってるよ! でも出来ないんだよ!」っていう耳の痛いことが書かれてますが、今後のマーケティングに是非役立てて欲しいです、はい。


で、別に自分は「なぜ電子書籍は普及しないか?」とか「こうすれば電子書籍は普及するんじゃないか?」とかいうエントリーは書く気がなくてですね。
iPad2に入れてるアプリで自分がどれくらい電子書籍を持ってるか再確認してみようと。


まずは角川書店の「BookWalker」
テルマエ・ロマエ』1〜4巻
電子書籍は「楽園」か「荒野」か? 仮想報道特別編』
四畳半神話大系
涼宮ハルヒの憂鬱』『溜息』『退屈』『消失』『暴走』『動揺』『陰謀』『憤慨』『分裂』『驚愕(前)』『驚愕(後)』
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』1〜7巻
『学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド』
『日常』1〜7巻
『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』
『わたし、公僕でがんばってました』


次は「ebookjapan HD」
あしたのジョー』1〜20巻
『美味しい名古屋を食べに行こまい』
『おこしやす』1〜3巻
『サバイバル』1〜20巻
『サバイバル Another Story』
『食キング』1〜26巻
進撃の巨人』1〜3巻
タイガーマスク』1〜14巻
賭博黙示録カイジ』1〜13巻
『ふたご最前線』5巻
アドルフに告ぐ』1〜5巻
ブラック・ジャック』1〜22巻
火の鳥』1〜16巻


それで「ComicGlass」
けいおん!』1〜4巻(自炊)
めだかボックス』1、2巻(自炊)
ラブひな』1〜14巻(Jコミより)
『交通事故鑑定人環輪一郎』1〜18巻(Jコミより)
『ベルモンド』1〜3巻(Jコミより)
他、自炊で取り込んだHなマンガ


最後「iBooks
DMM.R18で買ったpdf形式のHなマンガ


Hなマンガを含めなければ220冊。
ちなみにこれはiPad2に入れている本だけで、iPad2では見られない週刊少年ジャンプ系の単行本は入ってません。


我ながらebookjapanでの購入が多いんだなぁと。
あしたのジョー』『タイガーマスク』『食キング』『ブラック・ジャック』『火の鳥』なんかは「自分を構成した作品」ですので結構読み返してます。
ebookjapanは最近品揃えが良くなってきて、書店では全巻購入しにくい、ちょっと昔の作品のラインナップが整ってきて便利。
発売予定作品のリストも掲載するようになったので、ちょっと待てばebookjapanで買えるものならこっちで買おうと思いますし。
特に土山しげる先生の作品の充実はファンとして重宝します。引っ越しで本を手放してしまったのでまた買い戻したいと思ってます。


んで、各アプリの感想というか。
角川の「BookWalker」はわりと攻めの姿勢だなぁと。最新作が電子版で来るときもあるし。
あとは刊行スケジュールを公開してくれれば、こっちで買えるものはこっちで買いたいなと。
なにげにiPadiPodで作品を共有できるので便利。
iPodで読むラノベは地下鉄なんかの電波が届かないところでの暇つぶしに最適。フォントの読みづらさもなし。
そのせいで「ハルヒシリーズなんて」って言っていたのに何度も読み返したせいでファンになっちゃいました(笑)。


「ebookjapan」は創立からだいぶ立ってる老舗ですので、逆にそれがいま品揃えの良さに繋がってるなと。
名作と呼ばれる作品はほとんどここで買えるので、実は重宝してます。
昔はトランクルームシステムの使いづらさに閉口しましたけど、iPadと組み合わせたときの使い勝手は最高。
あとは閲覧できる登録機器を増やしてくれればなぁと思ってます。


「ComicGlass」はjpg/zipの詰め合わせを読むには便利なアプリ、とでも言っておきましょうか。
自炊派にとっては便利ですよねぇ、本当。


んで、純正アプリの「iBooks」がHなマンガ置き場になってるのはどういうことかと(笑)。
ジョブスが泣いてるぞ、まったく。


で、ここまで書いてきて何が言いたいか? というと、すでに電子書籍を買う側は受け入れ体制を持ってるよ、ということ。
あとは売る方が一本化して覚悟を決めればいいんじゃないの? と。


出版社が購読者を囲い込みたければ「BookWalker」みたいな方法がある。
売る場所がないって言うのなら「ebookjapan」に売ってもらえばいい。
自炊派には「ComicGlass」や「iBooks」もある。
もうすでに電子書籍は「あとは出版社や流通のやる気次第」ってところに来てます。
なのに記事中では「ハードが普及してないから」と言い訳する始末。
いつまで言い訳し続けてるの? と。
やる気があるところはちゃんと実績残してるぞ? と。

  • 財務ハイライト(ebookjapan)

http://corp.ebookjapan.jp/ir/highlight.html
去年の電子書籍元年を踏まえてきちんと離陸してるじゃん? ebookjapanは?


電子書籍が売れない」なんてのは甘えだよ。


「本気を出したヤツが勝つ」ってのはどの業界でも同じだと思います。