バンド・デシネ・ミーツ・マンガミュージアムに行ってみた。

備忘録というかネットの片隅に置いておく情報としてメモ。


京都国際マンガミュージアムで11月5日から12月3日まで行われている「マンガ・ミーツ・ルーヴル 美術館に迷い込んだ5人の作家たち」という特別展。
http://www.kyotomm.jp/event/exh/bd_meets_2010.php
これの11月6日におこなわれた「ライブ・ペインティング バンド・デシネ・ミーツ・マンガミュージアム」を見てきました。
その中で作家さんへの質問コーナーがあり、いい機会なのでバンド・デシネの電子書籍化について質問してみました。
司会の人からは「ルーヴルとは関係ない話ですが」と言われちゃいましたが、マルク=アントワーヌ・マチュー氏と編集者の方が答えてくれました。
その回答のメモとして記載。


マルク=アントワーヌ・マチュー氏の話はこんなだったかな。

過去作品のデジタル化についてはまったく興味はない。
ただし表現としてのデジタル化には興味を持っている。
絵が動くだとかそういう新しい表現にはチャレンジしていきたい。
このデジタル化については作家より編集者の方が色々思うところはあると思う。

編集者の人(名前をメモしてなかったので申し訳ない)

出版社としては過去作品をどうやってデジタル化するか、それによってどうやって収入を得るか、それの方が問題。
あと、バンド・デシネは紙をめくっていくスタイルで絵が構成・表現されているので、それをデジタルに置き換えると構成・表現がおかしくなってしまう。
どうやってデジタルでバンド・デシネを表現するか、そしてどうやってお金を回収するか。
その方法が確立しないかぎりデジタル化は進まないでしょう。


ヨーロッパの電子書籍事情も調べてみると面白いかもしれませんね。