「ネットVS既存メディア」

今日はこの記事かなぁ。

http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021001000214.html
以前、辞めさせたい市議のネット投票をおこなったり、市職員の給料や退職金を公開して話題になったあの市とあの市長なんですが。
先日市長への不信任決議案が可決され、市長は議会を解散し、3月に市議選挙がおこなわれることになったそうです。


鹿児島から遠く離れた地に住む者としては実際の市の雰囲気や市長、市議の評判を知ることは出来ないので、どっちがどうとか言えないのですが。
ただ、この市議選の「市長VS市議」という構図が「ネットVS既存マスメディア」という構図になっていてなかなか興味深いなぁと。


反市長派の市議は既存マスメディアと組んで市長を叩きまくる。
それに対し市長はネットを使ってマスメディアが絶対に流さない情報を公開し、市議を叩きまくる。
ネットと既存マスメディア、どちらの影響力が強いか? の勝負になっているのがなかなか面白い。


某地方新聞や某地方テレビの記事を見てるとそのほとんどが「市長はキ○ガイだ!!」的な扱い。
でも、これって大手マスコミがやってる「自民党は悪!! 麻生首相はキ○ガイだ!!」的な印象操作そのままですよね。
つまり反市長派に肩入れしていて、公器であるマスコミとして政治的に平等な姿勢が取れてないという。
そういう意味でも今のマスコミの姿勢がそのまま反映されているなぁと。
「市議を決めるのは投票権を持つ市民じゃなく、俺たちマスコミ様だぜぇ!!」といったマスコミの傲慢さがそのまま感じ取れてなんともはや。


それに対し市長はネットで様々な情報を公開。
今まではマスメディアに取り上げられないと情報は伝わらなかったんですが、それって結局、情報を取捨選択するのはマスメディアがおこなうので、恣意的な報道をしようと思えばいくらでも出来るということ。
つまり、反市長派のコメントだけを取り上げ、逆に反市長派が不利になることは一切取り上げなければそれだけで善悪の構図を作り上げることが出来るということでもあります。
果たしてこれで公器と名乗れるのかどうか。

しかし、今や時代は進んでおります。
「いんたぁねっと」を使えば誰でもどこからでもいつでも自由に情報を発信することが出来る便利な時代になりました。


でもね、以前から自分が感じていることなんですが「ネットで情報を流して、果たしてその情報はどこまで届くんだろうか?」と。
広告費の削減や赤字転落でマスコミの影響力の低下が叫ばれてますが、自分はやっぱりネットは既存マスコミにまだまだ勝てないと思うのです。
ネットの情報が届いていれば、次の衆議院選挙でマスコミが煽りに煽った「無条件での民主党一択投票」なんてバカなことは出来ないと思うんですが、実際にそれがおこなわれる可能性は非常に高いですし。
民主党が政権取っても景気なんて回復しないし、官僚との癒着がなくなってドラスティックに日本が変わるなんてことはありません。景気対策よりも先に「外国人参政権」「民主党人権擁護法案」を採決し、その瞬間日本は日本人の国ではなくなるというドラスティックな変化はあるでしょうけれど)


いま、市長が公開している情報を市民が知れば、それは大きな改革を招くと思うんですが、果たしてそれはどこまで届いてるんだろうか? と。


実際選挙では街頭演説やら政策説明会なんかの活動が投票に大きく関わってる来るだろうし、みんながみんな変革を望むわけではないだろうから、「ネットVS既存マスメディア」という構図が選挙にどんな影響を与えるかはわかりません。
ただ、阿久根市の市議選を通して「ネットVS既存マスメディア」の戦いがおこなわれることは要注目だなぁと思います。


<PS>こういうふうにブログ日記で記事を取り上げることも選挙違反になるのかしら?