『トーキョー無職日記』

読んだマンガの感想とか。

トーキョー無職日記

トーキョー無職日記

最近はやりの(はやってるのか?)マンガ業界を夢見ながらも挫折してくじけて足掻いて、それでもマンガを生業として生きていこうとする姿を描いた漫画家もの。
んで、パラパラ〜っと読んでいて思ったのが、この作者の方のプロフィールから逆算するとトリバタケ氏がホームページを開設したのは11〜10年前。
ということは1998年前後かな。


…1998年頃かぁ…。
自分が4コマを始めたのもちょうどその年なんですよね。


その頃といえばまだADSLなんてなくて、光回線なんて見果てぬ世界で、ホームページといえばテキストが中心でメインコンテンツが日記やBBSやチャットだった頃なんですよね。
そうそう、オフ会といえばこのマンガで描かれてるこんな感じだったなぁ。
なんというか、ういういしい感じ(笑)
いや、当時のオフ会を思い出してなんとなく「あー、そうそう、こんな感じだったなぁ」なんてしみじみ。


んで、1998年当時を思い返すと、インターネットの世界ってものすごく熱かったと思います。
なんというか、「ネットでライターとして食っていく!!」とか「ネットでイラストレーターとしてプロデビュー!!」なんて野心にあふれかえってました。
今からでは想像もつかないような「大海賊時代」ならぬ「大ネット時代」。
ブログでちょっと記事を書いてこれで私もアルファブロガー、なんてのとは似てもにつかぬような熱い時代で、ネットに参加していたみんながみんな「これで俺も有名人!!」という野心にあふれていた時代でした。
(だからみんなアクセス数至上主義だったんですよねぇ。当時は10,000カウント越えがホームページ開設者の目標で、10万カウント越えで「大手」扱いだったんですよねぇ。現在は100万越えようとプチ扱いですけど。)
そういう野心に満ちていたネット世界からいうと、トリバタケ氏はネットの勝ち組といえるのではないでしょうか。
1998年の当時、「ライターになる!!」「イラストレーターになる!!」という野心を持っていたホームページの開設者からすれば。


1998年当時のことを語るのも今や昔話扱いなんですよね。
10年前のことすら昔話。
じゃあ、198×年当時のことを知ってる人にももっと歴史の証言者としていろいろ書いて欲しいなぁと自分は思うのでした。