2009年の新年会の様子。

もう一月も末になりましたね。
今年は自分が所属している業界の新年会にいろいろ参加させられまして。
こういう会合に出席するのが苦手な自分にとっては拷問に等しいのですが、そこは別人格のキャラを作ってなんとかしのいできましたが。


んで、新年会っつっても業界団体に参加している参加者が全員集まり、知事が祝辞を贈るようなものから、その業界の親睦団体だけでこぢんまり集まるようなのまでいろいろ。
そういういろいろな新年会で共通していたテーマが「今年は暗い年なりそうだと言われてるから、せめて我々は笑顔で明るく行動しようじゃないか」というものでした。


それでそういう新年会だと会長とか社長とか部長とか、それなりの決定権と社会的ステータスを持つ年齢の人たちが参加しているのですが、それらの人たちが口々に言っていたのが「いまのマスコミ報道はおかしい」ということ。
どういうことかというと、「あれだけ散々不景気だ!! とか、経済はどん底だ!! とか世の中が暗くなるばっかりの報道をされたら購買意欲が冷え込んでどんどん景気が悪化するだけじゃないか」とのこと。
「今の不景気を作り上げたのはマスコミ」と言う方までいらっしゃいました。
いや、本当にどの新年会でもマスコミへの恨み節批判だらけでした。


そこで自分が気になったのは、これらのマスコミ批判をしている人たちが世間的には決定権を持つ身分で社会的ステータスを持つ高齢の方々だということ。
ぶっちゃけ言うと「2ちゃんねる」なんて見てないだろうなって方々。
なのに「2ちゃんねる」のマスコミ批判の意見とシンクロしてるんですよね。


マスコミは「マスコミ批判してるのは『2ちゃんねる』の引きこもりどもだけ」と思っているかもしれませんが、マスコミ批判の炎はすでに実世界でも燃え上がってることに気付いていないのか、目を背けてるだけなのか。


あと気になったのは大きな方の新年会には参議院議員衆議院議員が来賓として招かれていたのですが、これらの議員がすごくとんちんかんな祝辞を述べていたこと。
たぶん事前にその団体がどういう団体なのか調べてこなかったんだろうなぁ。
この団体は規模が大きいから業務内容が超スケールなものからこぢんまりしたものまでいろいろあるのに、そのこぢんまりとした世間的なイメージの方に焦点をあてたせいでスピーチが浮きまくり。
会場中ぽかーん。
票集めのための顔出しだと気軽に参加してたんだと思いますが、見てる人はきちんと見てるので思わぬところで足をすくわれないように、せめて業界の下調べやスピーチの下書きぐらい秘書にでもさせてから来ればいいのにと思いました。