ネット利用状況から見る「ネットはまだまだテレビに勝てない」

自分はたまに地方へ仕事で行ったりしますが、そのときに実感すること。
地方の人って、「パソコンのモニター画面に向きあうこと」が一日の行動の中に入ってない人が多いんじゃないかしら?
例えばこれ。

  • 都道府県別インターネット人口普及率 (社会実情データ図録)

http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/7380.html
東京・神奈川が70%を超えてるだけで、あとは平均60%ぐらいってところ。
しかもこれ、携帯やPHSも含んでの数値なので、実際パソコンに向かい合ってる人の割合はもっと低いんじゃないかしら。
それを考えるのがこの数字。

  • 日本のインターネット人口は「7,361万9千人」 (GIGAZINE

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060607_internet2006/
これには携帯・PHSのみの利用者の割合も出てます。
ネット人口は約7,362万人だけど、自宅からインターネットに接続する人は68.8%だから、実質5,065万人ってところかな。
さらにこのアンケート結果。

  • インターネット利用時間が新聞を上回る (D-web Portal.)

http://www.d-web.co.jp/log/page/109.html
ネットの平均利用時間は携帯電話での利用も含めて37分。
さらに利用内容は調べものがメイン。


ほとんどが2006年の調査ですが、これらの結果から考えると、ネットのヘビーユーザーが考えるよりも「パソコンに向き合ってる人」の数は少ないんじゃないかな?
しかもそのほとんどが調べものメインのライトユーザー。
そうであれば「ネット世論」がオフラインの世界に浸透し、ムーブメントになるってのは現状としてまだまだ考えにくいのかも。
だいたい、ネットで盛り上がってることがオフラインの世界に浸透するときって、だいたいテレビというメディアを通してですもんね。
そう考えればネットはまだまだテレビに勝てないと自分は思います。