UMPCは携帯電話の夢を見るか?
勤め先で「パソコンに詳しい」と言われてる人にVaio type UXを見せびらかす。
「えぇ〜っ!! こんなパソコンがあるんですかぁ!?」って反応。
その反応を見ていて、まだまだネットと現実とのあいだには奥深い狭間があるんだなぁと思いました。
ネットではUMPCなんてすでに見向きもされないテクノロジーじゃないですか。
でもほとんどの人がtype UXを見てビックリするんですよね。
「このパソコンがあれば、うちのビジネスソリューションは劇的に変化する!」と。
でもね、UMPCは技術的には成熟期に入ってるんですね。
その普及を妨げてるのは通信。
通信インフラ。
「ボルトさん、このパソコンいいですねぇ〜! でも高いんですよね?」
と、よく尋ねられます。
UMPCを導入したい、使いたいって人はたくさんいるんですね。
でもそれらの人が参加を躊躇するのがパケット料や通信料。
自分は今の携帯会社が採用してる、ランニングコストで儲けるビジネススタイルは通用しないんじゃないかなぁと思います。
イニシャル、初期費用はかかるけど、ランニングコストはそれなりで済むって方がわかりやすくていいんじゃないかなぁって思います。
通信料で儲けるビジネススタイルはもう時代遅れだと思います。
高速で低額な通信費用をわかりやすく打ち出せた会社が次世代のシェアを握るのではないでしょうか。
で、その条件を満たしているのはウィルコムなんですが…本当に端末に魅力がないのが致命的。
えっ? ドコモがブラックベリー端末を出す?
でもPCサイト閲覧のパケット料は青天井?
消費者、ユーザーは賢くなってる…と思いたいんですが、UMPCの夢の残骸に対してこんなに食いつかれちゃなぁ…なんて温度差を顕著に感じます。