mixi日記を再開しました。

というわけで、mixi日記を一年ぶりに再開しました。
ヒマがあるとX01HTでちょこちょこと書き込みをしております。


mixi日記を再開したのは『オタク論!』を読んでいて、SNSの日記は「広く読まれる必要はない」ということに気付いたから。


自分はSNSとは「人間関係を拡大しなければならないもの」だとずっと思っていたのですね。
例えばmixiだったらマイミクをどんどん増やすとか。
人間関係を広げることがSNSの目的だと思っていました。
でも『オタク論!』を読んでいて、SNSの目的は拡大ではなく引き籠もりだと。
SNSの中で城塞を作り、その中に引き籠もることこそがSNSの真骨頂だ、と。
それに気付いたとき、「なるほど!」と思い、mixiの日記を再開することにしました。
公開範囲を「友人まで」にして。


ネットに文章をアップすれば誰でも読むことが出来ます。
しかし、そうなったら誰にでも読まれることを意識した文章を書かなければいけません。
そうするとそれが逆に「書きたいことを書けなくさせている」んですね。
例えば様々なブログ炎上事件。
これ、自分は感情的に物事を書くことが原因のひとつだと思うのですね。
ある事柄に対し調査も検証もせず、ただ単に感情にまかせて書いてしまう。
そうすると事実誤認も起こるし、感情の発露の表現が人に不快感を与えることも起きてしまう。
そうであるなら、ある部分自分の感情を抑える必要もあるわけです。
文章を書くときに。


以前、mixiの方で日記を書いてた頃は、マイミクを増やすためには日記を「公開」してないと、その人がどういう人かわからないだろうと思い、制限なしで公開していたのですね。
そうするとやっぱり「書けないこと」が山ほど出てきます。
それだったらこの『続ドクバリニッキ』と変わらないよなぁと思い、mixi日記を停止し、はてなダイアリーと共有化していたのです。


でも『オタク論!』に、「mixiの真骨頂は日記などを「マイミクだけに公開」の設定にしておいて、書きたいことを書くことだ」というような文章があって、自分は「それだ!」と。


mixiを「人間関係拡大ツール」として考えると、今のmixiは身元不明の人、複アカで参加してる人も山ほどいますから、すでにそれは出来なくなってます。
いつ、どこで足をすくわれるかわかなくなっています。
ですが、「不特定多数じゃなく、特定の人とだけ感情を共有するツール」として考えると、非常に使い勝手がいいわけです。
自分が招待した・された人なら、感情を共有化している人間がどういう人か自分も相手もわかっているので。
今は引っ越し先で得た色々な、それでいて表の日記では絶対書けないようなこともガシガシ書いてます。


ブログも「拡大の方向」ではなく、「引き籠もり」の方へ向かっていく流れも今後出来てくるんじゃないかなぁ。
拡大を目指すフォーマルなブログと、仲間内で集束するインフォーマルなブログ。
ソーシャルパーティーなブログと、ホームパーティーなブログ。


本来はそういうモノを両方持っていればバランスが取れると思うんですけどね。
というわけで、mixiの方は「bolt69」で検索していただければ見つかると思います。