新聞と甲子園。

今日はこの話題。

http://www.j-cast.com/2007/05/07007397.html
今回の特待生制度問題、朝日と毎日は絶対に批判出来ないですよね。
だって、本来アマチュアの大会だった高校野球をショーアップしてきたのは朝日と毎日。
なぜ、そんなにショーアップしてきたか?
それはもちろん新聞の拡販のためです。


甲子園大会が始まるとき、朝日と毎日は「お得意さま」には大きなトーナメント表を差し上げてます。
このトーナメント表、立派な販促品でして、全部の大会をコレクションしてる人もいるぐらいファンのいるグッズ。
この季節だけこのトーナメント表が欲しくて新聞を取る人がいるぐらい。
さらに喫茶店や食堂、理髪店などのお店からも欲しい!! なんて言われるぐらい大人気。
ちなみにこのトーナメント表は販売店から新聞社に数を注文するかたちの販促品なので、一定の数しか店に来ません。
だから誰にでも差し上げるわけにはいかないんですね。
もしこのトーナメント表が欲しければ、大会の前月の集金日ぐらいに「トーナメント表入れておいて」と言っていただければお持ちできると思います。


配達してる人間から言うと、この甲子園大会は厄介なんですよ。
勝戦の結果をその日の夕刊に入れようとするから、その日だけ新聞の店着が遅れるんです。
新聞が遅れると配達も遅れるわけで、団地やマンションの集合ポストに夕刊を入れる家だと、配達が遅れるともう家に上がってしまってるんですね。
特に買い物を夕方に済ませて、その時新聞をポストから取ってあがるような家だと。
一軒家でもそういう家があります。
そうするといくらあとから集合ポストに入れてようが「不配」でお叱りの電話が来ます。
だから店着が遅れたぶん無茶をして配達をするわけで、甲子園大会は配達にとっても負担になってるんです。
えっ? 延長戦になったらどうなるの? って?
もちろん、試合結果をその日の夕刊に載せます(笑)。
特に自社の主催してる大会(夏なら朝日、春なら毎日)は絶対に落としません。
一度自分が配達してる頃、延長になったことがあって、その時は試合が終わるまで家に帰って休んでましたね。
試合が終わったら店に再集合して配達。
もちろん不配の電話がジャカジャカかかってきました。


今は記事の送信やフィルムの送信が楽になったので、それでもかなり早くなったみたいですけどね。


あ、最後に。
テレビに映る、甲子園大会のバックネット裏にはどうすれば座れるのか、調べてみると面白いと思いますよ。