ベルトの価値。
最近、プロレスの話題をすることがめっきり少なくなったのですが、この話題。
- 大仁田ゆかりのNWAベルトが復活
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2006/10/13/01.html
これ、ベルトを持ち出してきて復活を宣言されてもなぁと思うわけです。
やるんなら別タイトルでやって欲しい、と。
というのもすでにNWAインターナショナル・ジュニアヘビー王座が継承されているタイトルがあるからです。
大仁田ゆかりのNWAインターナショナル・ジュニアヘビーは三沢がタイガーマスク時代に戴冠したあと返上してPWF預かりに。
その後、このタイトルを引き継ぐかたちで全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座へ。
現在のタイトルホルダーはブードゥーマーダーズの近藤修司。
http://www.all-japan.co.jp/history/04.html
正当に継承されているタイトルがあるのに昔のベルトを持ち出してきても、それは単に「大仁田が巻いていたベルト」という歴史的資料としての価値しかないですよね。
正当なタイトルの証ではない。
こういうタイトルの乱立が続いているのも最近のプロレス人気の低下に拍車をかけてる原因のひとつだと自分は思うんです。
歴史と権威あるタイトルがあまりにもないがしろにされていて、チャンピオンに重みや風格が感じられず、それがチャンピオンの価値を下げ、そして集客を下げることになってると。
新日本プロレスのIWGPヘビー級王座の価値の大暴落なんて酷いもんです。
タイトルをホイホイと新設するよりも、ひとつのタイトルの深化をおこなった方が、プロレス界にとってためになると自分は思うけどなぁ。