「FON」って何だ?

週刊アスキー9/5号に注目の記事

  • どこでもタダでネットが使える!? 無線LAN共有プロジェクト“FON”のすべて

http://www.ascii.co.jp/books/magazines/wascii.shtml
FONについてはこちら。

http://blog.fon.com/jp/
↑あまり更新されてないし情報も少ないので、詳細は週刊アスキーでどうぞ。
8月末に日本法人が設立されたら大々的に展開するのかな。

"FON"とは、自宅で所有する無線LANアクセスポイント(AP)を開放する代わりに、他人宅の無線APを利用できるようにするサービス。
週刊アスキー記事より)

その他の説明はこちら。

  • 個人の無線LANを開放、世界中を“サービスエリア”に──「FON」が日本進出

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/11/news061.html
良いことずくめな感じがしますが問題点も。

  • FON の世界規模 Wi-Fi ネットワーク構想、しかし実現には問題も

http://japan.internet.com/allnet/20060208/12.html
セキュリティは専用ルーターで対応するとして、ISPインフラのただ乗り問題が解決しないとビジネスモデルとしては普及しないだろうとのこと。


でも個人的にはFON Blogに書いてあるとおり、これは革命だと思います。
type UXを使い出して痛感するのが、日本では「高速で安価な」モバイルネット環境がまったく整っていないこと。
PSPUMPC成功のカギはここにしかない、と言ってもいいぐらいなのにまったく手つかず。
どこのメーカーも本当はやる気ないんじゃないかと勘ぐっちゃうぐらい。


だからホットスポットのような無線LANのAPをどこかの企業が専門的に増やすか、携帯電話の会社が高速で安価な通信方法を開発するか、どっちかしかないと思ってたんですが、どちらも遅々として進まない。
「じゃあ自分で無線LANのAPを作ってやるよ!!」というふうにすら思い出したところにFON構想。
自分はFON構想に大賛成です。
ぜひ自宅にルーターを設置したいと思ってます。


インフラの問題はあると思いますが、FONの"個人設置"でなし崩し的にAPが増加したらどうなるでしょう?
無線LANのAP使用料で収益を上げようとか、高速モバイル通信のパケ代でウハウハみたいに考えてる小賢しい企業の思惑なんて吹っ飛ばされると思います。
もう小賢しいビジネスモデルは通用しないところまで来てますよ、通信に関わる企業の方々? どうするんでしょうか?
まさに革命、です。


とりあえず8月末の日本法人設立・詳細発表まで待ちたいと思います。


<PS>
ものすごーく個人的なことを言うと、Willcomの高速通信をもっと安くしてくれればいいのになぁと思ってます。
通信速度が256kもあれば、モバイルとして十分は十分なので。
ただし金額が、つなぎ放題コースで月額12,915円!!
これは金額を高く設定することで加入者を少なくし、回線を確保しようとするためという話を聞いたことがありますが。
パソコンとBluetooth接続が出来て、8×パケット通信できる電話型端末が出たら…ある意味Willcomが天下を取るんじゃないかなぁと思ったり。
これは前述の「どっちかしかない」方法の後者ですけどね。