コミケとはアマチュアの陸上競技大会である。

コミケの企業ブース参加費はもっと高いという指摘をお伺いしたので準備会に電話で問い合わせしようと思ったのですが、質疑は郵送のみだったのでこちらでちょっと勝手に試算。
参考は下記。

http://www.kinomoto.jp/comiket_2005/topics/topics_02/

http://t_szhr.at.infoseek.co.jp/triangle70.txt
支出が5〜6億程度ということなので、夏コミだから高めに見積もって6億としましょう。
それをまかなうためには…。


○サークル参加費…7,500円×35,000サークル=262,500,000円
○参加申し込み書類…1,000円×47,000サークル(当落75%として)=47,000,000円
○駐車場代…2,500円×3,000台=7,500,000円
○カタログ代収入(金額は安い方のCD-ROMカタログ2,000円で考え、参加者の三割が購入、利益三割とします。)
 2,000×510,000人×0.3×0.3=91,800,000円


ここまでの合計408,800,000円。
残り191,200,000円を企業ブースや広告費でまかなってると考えれば企業ブース代が5〜15万という数字はありえないですね。
申しわけありませんでした。
5〜15万という数字は去年調べたサイトに書いてあったのですが軒並み消えてしまっているので、今となってはどういう金額の出し方だったのか確認出来ないのがなんとも。


カタログの収入を雑誌と同じ利益率(23%ぐらい)と考えれば企業の負担金はもっと増えるので、カタログの購入率など、ここの数字をどう読むかで金額はかなり変わります。
そうやって色々考えるとネットで出回ってる○十万円という企業ブースの出展料の数字に信憑性があるなぁと思ったり。
(百万にはいかない金額)


で、こうやって金額を出してみてわかるのは、コミケがすでにこれだけ企業がおカネを負担するイベントになってしまっているということです。
そう考えるとコミケってアマチュア陸上競技大会に似てるなぁと思います。
協賛企業があったり、招待選手がいたりとか。


協賛企業があるからアマチュアも参加が出来るんだぞと言われればそれはそうなんですけどね。
というか、コミケをアマチュア陸上競技大会だと考えれば自分の中ですんなり落としどころがつきます。


でも、アマチュア陸上競技大会でスタンドの観客が事故にあっても、参加してる選手の責任は問われないですよね。
それが陸上競技大会とコミケがまったく違うところかな。


協賛企業が観客を増やそうとしてアイドルを競技場に呼び、それが原因で事故が起きたとします。
そのとき責任は誰にあるのか?
協賛企業だからって、金を出してるからって、競技場で何をやってもいいというわけではないと自分は思いますよ。